北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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がっかり度アップ?

2018-07-05 21:29:02 | 札幌
釧路の町歩きネタはちょっと一休みして、札幌の話題を二つほど。
札幌には月1で帰ってるけど、今月は二回帰る予定なので、空いた時間で「ブラナナマガラー」するのが楽しみ。





まずはこの写真。
ご存知札幌の時計台だけど、有名な観光地であるにも関わらず、沖縄の「守礼門」、高知の「はりまや橋」と共に、「日本三大がっかり名所」なんて言われてしまっているようです。
他の二つはどうかわからないけど、時計台に関しては、多分、市の中心部でビル街のど真ん中にあるため、建物のレトロな雰囲気が町に溶け込んでいないとか、そういう意味であるような気がする。





でもって直近の写真。
後ろに大きなビルが写ってますね。
そうなんです、実はこのビルができたおかげで、正面から時計台を見たときのがっかり度がアップしたなんて言われているそうなんです。

がっかり度ねえ・・・、ビルの関係者の皆さんには申し訳ないながらも、わからなくはない気もする。
やっぱり道外の方達が北海道に大して抱いているイメージというと、どこまでも広大な大地という、都会の喧騒を離れた空間というのが大きいのかなと思うし。
そういうイメージを持つこと自体は口を挟むことではないということは理解しているつもりだけど、せめて「がっかりするのはわかるけど、そのがっかりもまた一つの思い出になってほしい」ということは思いますね。

因みに、一番上の写真に写っている茶色のビルは、札幌市役所の本庁舎です。これに関しては、時計台を正面から見たときの背後ではないこともあり、特に何か言われていることはないようです。





最後に、札幌市民でも意外に知らない人が多いという話。
「札幌時計台」というのはあくまでも通称で、正式名称は「旧札幌農学校演武場」というのです。(「演武場」とは、武芸の練習場のこと)

1878年、現在地よりやや北東に建設された際は大時計は設置されておらず、綱を引いて鐘を鳴らす仕組みでしたが、時報の正確性に欠けることや、振動により農学校の実験に支障をきたすことから、開拓長官であった黒田清隆の指揮のもと、1881年(明治14年)6月に塔部分を新築し、振子式四面時計が設置され、同年8月12日に正式に鐘を鳴らし始めたというのが、時計台の始まりということを、私も今回調べて初めて知りました。(正式名称は知ってましたよ。念のため。)
コメント
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