グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

細川元首相「総理日記」を読んで

2010年10月13日 | 日記
細川元首相の首相在任中の日記(「内訟録」のタイトルで出版されている)を読破した。
現在の政治が置かれている情況と似ている点が多々あり大変興味深く読ませていただいたがそれ以外に気付いたことをいくつか・・・。
首相を取り巻く多様な人間が頻繁に登場しさながらミニ「三国志」の様相を呈している。
その中には現役の皆さんも含まれており「こんなことを公表していいのかなぁ」と心配になるくらいである。
読み物としては面白いが・・・。
内閣支持率、政党支持率など世論調査データがしばしば記載されている。
政治基盤が弱体な細川政権の世論に極めてセンシブルな様子が窺がえて興味深い。
今も昔も「たかが世論、されど世論」である。
マスメディアの目をかいくぐって官邸の裏口から出入りする、あるいはホテルの従業員用エレベータを利用する有力議員の姿も描かれている。
まさに政治の世界は虚々実々、「政治は夜作られる」か。
現首相もいずれ回顧録を公開されるだろうか・・・。