グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

2020年度のGDP4.6%減に思う

2021年05月18日 | 経済

内閣府が2020年度のGDPについて前年比4.6%減になることを発表した。

落込み幅は戦後最大であのリーマンショック時(3.5%減)を上回るものになった。

たしかにリーマンショック時は株価こそ凄いダメージを受けたが大幅な消費抑制を強いられた記憶はない。

さらに今回のコロナ禍は航空、鉄道、外食など特定業種を狙い撃ちにしている。

これらの業種の経営陣は本格的な回復時期は22年度以降になるものとみているようにコロナ不況からの脱出は時間がかかりそうだ。

本来だったら景気回復の起爆剤となるはずだった東京オリ・パラも開催が危ぶまれ風前の灯だ。

今から思うとリーマンショックなどなんてことはなかったねぇ・・・。

巷はコロナワクチン接種騒動でてんやわんやだがGDPがもとに戻るのはいつになるのだろうか。

 


大相撲の審判委員に「あっぱれ」

2021年05月17日 | 社会

大相撲夏場所が横綱不在にもかかわらず、いや不在だからというべきか、活況を呈している。

一時期は八百長だの、クスリだの、暴力行為などで存廃の危機すら囁かれていたが昨今はそんな気配は微塵もない。

どうやら完全に立ち直ったようである。

そんな中で筆者は審判委員の地味な活躍を取り上げてみたい。

土俵上で力士の勝敗を一義的に裁くのは行司であるが時には差し違えることがままある。

これは1か所から見ているので止むを得ない。

そんな時に物言い(異議)を申し立て正しい裁定に導くのが5人の審判委員だ。

最近は野球でもサッカーでもビデオ判定が主流になっているが大相撲の審判委員はビデオに頼らずあくまで5人の合議だけで結果を出している。

5人が様々な角度から注視しているわけだから当然かもしれないがそれにしても審判委員は「瞬時の動き」をよく見ていると思う。

ビデオを見ていて審判委員の判定が誤っていたという場面に未だ出くわしたことはないのだ。

力士もそうだが審判委員機構に対しても同様に「あっぱれ」を進呈したい。(笑)


自治体首長は医療関係者か否か

2021年05月16日 | 政治

コロナワクチンの接種を巡って各地でいろんな騒動が起きているが自治体関係者の優先接種事案もその一つだ。

薄々こんな事態も予想していたががまさかこれほど多くの自治体で明るみになるなどは思っても見なかった。

ワクチン接種の会場では医師、看護師のほかにも多数の職員も必要になるだろうから広く解釈すれば彼らも医療関係者ということになる。

となれば彼らもワクチン優先接種対象もみなすことも可能だろう。

むろん首長が現場に詰めてたとえ時折であっても陣頭指揮を行うということであれば辛うじて医療関係者ということになる。(笑)

住民がこのようなロジックを納得するか否か、これは偏に普段からの首長の執務態度やコミュニケーション力によるのではないか。

ただ手続き論で言えばちょっと杜撰であった点は否めない。

「首長は医療関係者」というのも後付けの感が拭えない。

結局は自重した方がよかったということになるのだろう。

 

 

 


首相の発言修正に思う

2021年05月14日 | 政治

今朝の新聞によれば首相が例の内閣参与のツイッター投稿「日本はこの程度の『さざ波』」に関し「非常に残念だ」と述べたようである。

つい先日の国会で見解を求められた際には「(内閣参与の)個人的な意見についてはコメントしない」というような意味の回答をしていたように思うがこれには思わず違和感を抱いたものだった。

個人的な意見とはいえ内閣の一員の公言なのだからその是非については最初の時点で明確にすべきだった。

今になって国会発言を修正するなどあまりにも日和見で後出しジャンケンではないだろうか。

「(参与本人から)申し訳ないとの連絡があった」ということらしいが、だから修正したということであれば上に立つものとしてあまりにも情けない。

政治家は須らく「二言はない」と念じるべきだ。

発言撤回や修正などは命取りに成りかねないと思う。


アイリスオーヤマの岡山工場新設計画に思う

2021年05月13日 | 経済

アイリスオーヤマが岡山県に新工場を建設することを発表していた。

アイリスオーヤマと言えば元々は家庭用の雑貨や園芸用品などいわゆるローテク製品の会社のイメージが強かった。

しかしいつ頃だったか、家電業界の不況時にメーカーのリストラに遭った技術者を大挙受入れ言わばゼロから家電という同社にとってはニュービジネスの立上げを図った。

そこからは同社のトップダウンによる商品開発力と開発スピードの独壇場である。

家電メーカーのようなフルラインはないが逆に1点集中型、ムダの少ない商品戦略でいち早く勝負できるようになった。

それが今日の同社の地位を築いたのではないかと思う。

そしてこのたびの岡山新工場建設である。

他方かって家電御三家と言われたパナソニック、三洋電機(のちにパナソニックに吸収)、シャープなどの影は薄い。

総合電機メーカーを誇った日立、東芝、三菱も家電部門はあまり元気がない。

アイリスオーヤマとのあまりのコントラストに栄枯盛衰、経営の巧拙を感じてしまうのである。

 

 

 


ワクチン接種にてんやわんやの現場に思う

2021年05月12日 | 社会

今日所用で外出したところたまたま隣町の集団接種会場に遭遇した。

何日からこの場所で始まったのかは知らないがそれほど前のことではないだろう、もしかしたら今日が初日かも・・・。

対象はたしか80歳以上のはずだ。

会場は最寄駅から3,4分のところだが来場者のほとんどはタクシー,マイカー、介護施設の送迎である。

ただその対象者の多くが車いすの利用者だから乗降にも時間がかかり時間帯によっては近隣道路で自然渋滞が発生していた。

車止め近くには市役所の職員やタクシー協会の職員などが多数待機し会場案内や問い合わせ応対などを行っていたがそれでも80歳以上の対象者たちを手際よくさばいていくのは難しいものだ。

ワクチン接種は集団接種会場だけではなく掛かり付け医による接種もある。

さらに今後は79歳以下・基礎疾患保有者など対象が広がりその先には膨大なマスが待ち構えている。

まだまだワクチン接種戦争は始まったばかりなのだ。

ワクチン接種戦争には予約システム・トラブルや従事者不足、ワクチンそのもののロジなど難関が立ちはだかる。

今日は今日とて会場で接種し終わったお年寄りが何やら係員に怒りをぶつけていた。

クレームの内容は分からなかったが関係者は是非とも今後のスムーズな接種活動に繋げて欲しいと思う。

ワクチン接種狂騒曲は暫らくは鳴りやみそうもない。


過去最低となった菅内閣支持率に思う

2021年05月10日 | 政治

NHKの直近の世論調査によれば菅内閣の支持率は35%(不支持率は43%)を示しこれは発足後最低だという。

JNNの調査でもほぼ同様の傾向を示しているようだからこれはもう政権の先行きに黄信号が灯ったと言っていいのではないか。

今日の国会での野党とのやり取りでも首相は同じフレーズを繰り返すだけで真摯に対応しているとは言い難い。

どうして野党からの質問に対し(はぐらかすことなく)真正面に受けとめ自からの言葉で一つずつ説明しないのだろうか。

今日のような状況では何も説明できないと言っているのと同じではないか、と思うのだ。

現内閣参与のSNSでの「コロナ死亡者数はさざ波程度」発信についても首相はノーコメントを貫ぬいたが「適切さを欠く発言だった」くらいは言うべきだった。

何も言わないということは是認していると解されてもしょうがないのだが本当にそうなのだろうか。

それとも国民よりもお友達の方が大事だということだろうか。

こんな状況では支持率はこれからも下がり続けるのでは、とつい危惧してしまうのである。


コロナ禍の中の犯罪事情を思う

2021年05月09日 | 社会

コロナウィルスの感染がどうにも収まらない今日この頃だが1年以上も続いていると社会もいろいろ変化してくる。

犯罪事情も例外ではない。

昨今はいわゆる空き巣被害が少なくなっているとのことだ。

在宅勤務だ、ステイホームだ、とか言われているののでいくら手慣れた空き巣犯でも決行は難しいのだろう。(笑)

ただこれは犯罪と言っていいか微妙だが逆に家庭内暴力件数は増えているようだ。

テレワーク要請の裏返しで家族、夫婦が一日中顔を突き合わせるケースも増え残念ながらストレスがVDに結び付くことは十分考えられる。

要因についてはコロナ禍が引き起こす経済格差の拡大や離職、勤労機会縮小も大きいと思う。

あおり運転の増加なども経済格差が生み出すストレスと無縁ではないだろう。

もう一つ、インターネット犯罪にも触れなければならない。

コロナ禍で新たにインターネット社会に飛び込んだ人々も多かろう。

昨今様々な詐欺事件が横行している。

インターネットを介した犯罪が拡大することがないように祈るのみだ。

 

 

 


あらためて政府のコロナ禍対応に思う

2021年05月08日 | 政治

昨夕首相があらためてコロナ禍対応についてその取り組みを説明し記者会見を行っていた。

その内容は緊急事態発令中の東京、大阪、京都、兵庫の各都府県の月末までの期間延長と愛知、福岡両県の追加、および宣言に準じる蔓延防止等重点措置については埼玉、千葉、神奈川、愛媛、沖縄に加え北海道、三重、岐阜の1道2県を追加するという結構大掛かりなものになった。

一方で指定の解除は宮城県1県だけだったからやっぱり感染リスクは高まっていると見たほうがよさそうだ。

それにしても指定地域のレベルが2種類あってそれぞれ出入りがあるから国民の多くは何が何だか分からなくなっているのではないか。

自治体とのコミュニケーション不足も気になる。

どなたかが指摘していたが政府は対策についてもっと客観性を持たせるべきだろう。

「総合的判断」というのはそれはそれで結構なのだがそのウェイトはせいぜい10%程度に抑えたほうが混乱は極小化できると思うのである。

政府は国民とのコミュニケーションもできていないように思う。

記者会見に参加しているメディアのその先には国民が居るはずなのに記者会見席上での質問軽視も甚だしい。

閣内や与党内に政権に意見できる人材はいないのだろうかと思う。

 


トレーニングジムで励んでいます

2021年05月07日 | 日記

『巣ごもり」が要請されているコロナ禍の中で敢えて励行していることがある。

トレーニングジム通いである。

たしか第1次緊急事態宣言下ではジム・スポーツクラブ業界は休業の対象、あるいはその候補になっていたような記憶があるがその後なんとか難を逃れ平常営業しているところもあるようだ。

半年ほど前に我が家の近くに新たにオープンしたスポーツクラブに見学に行ったら思った以上に感染対策が施されているように感じたので迷わず入会を決め体力維持に励むことにした。

以来半年、昨日スタッフに促されるまま体組成計に乗りバーを握ったらなんと筋肉量が1.1KG 増えているではないか。

今のところ体調もいい。

気のせいか胸や脹脛の筋肉もついてきたように思う。

これは何かと気の滅入る今日この頃、唯一の朗報だった。

騙されたと思ってもう少しジム通いを続けてみるか・・・。

1つ位いいことがないとね。(笑)