toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

504-020502外出自粛と里山歩き

2020年05月01日 | 山登りというより山歩き

コロナ騒ぎをよそに里山は新緑に姿を一新し散策には一番の季節。今週は吉井町と甘楽町の境界の朝日岳。**岳と名付けられると何か峻嶮な山を想像する。国土地理院の地図には山名も記載されずの不遇の山。標高500mにも達しない低山だがなかなか侮れない。地元では多胡美人とも呼ばれている。

今日は神社から時計まわりのコースを歩く。この山のネット情報でも歩いた記録がないEから東に伸びる実線表記の道を下る。

 

県道沿いのスタート地点の神社と登山口。

 

地図上のAから南峰Bまでの尾根は低山らしくない結構厳しい岩稜が続く。

 

南峰の狭い頂上。南側は高度感たっぷりに切れ落ちる。さらに西に進んでクタビレ爺さん名付ける人面岩と対面。

 

南峰から北峰Dに向かう。新緑にアクセントを沿えるツツジの赤。

 

E地点の廃墟となった作業小屋を過ぎるとこれから辿る道が現れる。荒れてはいるが明らかに人工的に作られた道。藪山の中で遭遇するこんな幅のある道は車道に例えれば国道並みだ。

 

降るにつれて崩壊の跡が生々しい。しかし道幅だけは確保されている。更に下ってG地点辺りから県道に出るまでの直線部分は小さな沢と一体化してしまっている。岩塊、倒木を右に左に、藪に埋もれた段々畑の石垣を避けながら県道まで降りる。降りた場所は出発した神社の前だった。

降りてきたところで地元の方と話ができた。荒廃した作業場の跡はやはり石切り場だった。そこに通じる道が降りてきた廃道。廃墟となって半世紀は経つという。

東隣の城山から見た朝日岳(昨年11月撮影)。なかなか均整のとれた山容。左の尾根を登り右の尾根から中央の沢筋を降りるコースだった。この日も最後まで人に会わず自己満足のアドヴェンチャーだった。

2020.4.26記

 

 

 

 

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