toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

199-261220(榛名山群)天狗山を地蔵峠から登る

2014年12月20日 | 山登りというより山歩き

  三波渓谷を上り詰めた桜山公園の冬桜。 なんともはかない桜。春が来ればまた咲くという。

 

榛名山群の天狗山を登る。   平成26年12月10日 

   

①、②、③

平日の午前10時ごろの榛名神社の参道は人気がない。 最初の山門の手前を右にとり、山道に入る。 こんな枯葉の

道をゆっくりと峠を目指して登る。 最初の1時間はゆっくりだが休まずに歩き、身体を登山モードに持っていく。 

何にもないが地蔵峠に到着③。

 

     

③、④、⑤

峠からは南に続く細い尾根道を尾根を外さずにたどる。 両側は急峻な斜面。道を外しようがない。地図には表現され

ないが、30mほどのコブがいくつか現れ直登したり岩の下部を回り込みながら進む。 左に覗岩が同じ高度で目に飛

びこんでくる。先日登った音羽山が小さなピークとして現れる。 遠くに赤城山が霞む。 ④の大鐘原ケ岳、⑤の小鐘原

ケ岳を通過。 県内の高校の山岳部が立てた立派な道標がそれぞれの頂上に立つ。

 

     

⑦、⑧

こんな山中に立派な宗教的な意味合いを持つ石碑がいくつもある。 江戸時代のものだろう。こんな重い石碑をよくも

ここまで担ぎ上げたものだと感心する。 ⑦あたりからは地図上でも傾斜が緩やかになり雑木主体の尾根が背の低い

笹原に代わっていく。 道は完全に笹の葉にかくれてしまい、木の枝につけられた色あせたテープを頼りにのんびりと

下っていく。気分の良い場所だ。 しばらく下ると榛名神社からの道に合する。 南へひと登りすると天狗山への赤い

 鳥居が目に入る。そこから少しの登りで天狗山山頂⑨。 大きな岩が積み重なった頂上からは室田の町並みが一望。

霞んでいるが高崎方面までさえぎるものはなし。 眼下の盛り上がりは種山だろう。⑧、⑨ 

    

昼食用のおにぎりをうっかりと車に置いたままきてしまい、食べるものがなし。ゆっくりと眺望を楽しむわけだったが

おなかがすいてしまい、早々に榛名神社への道をたどる。 山腹を巻くようにほぼ等高線に沿った道。途中に大きな

岩の塊。 火山活動の名残の安山岩だろうか。 小さな柱状節理の岩も散見される。 細々とした道が小さな谷を

横切ったり山腹を巻くように続く。

⑫で鏡台山への登山口の峠に着く。 南からの道が地図にはあるがもはや廃道。 北へ降りる道は岩だらけの

日陰の急傾斜の沢筋。数日前の寒波で5cmもある霜柱があちこちに顔を出している。⑬で榛名神社へ続く道に戻っ

てきた。

この時期枯葉ばかりで写真は褐色でしかないが、5月ならば新緑が美しいもっと楽しい山歩きができるだろう。

元気でいれば一番良い季節にまた来て見よう。

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