toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

137-251012朝日新聞と産経新聞

2013年10月12日 | もろもろ

Pa180625 十文字草の群落、日光田母沢の大正天皇御用邸にて

小学生の頃、我が家は毎日新聞を購読していた。 高校に入学した頃、朝日に変

た。以来半世紀の長きにわたり、朝日を購読しつづけた。  先月朝日を止め上

毛新聞に変えることに夫婦で決める。 全国紙は産経デジタル版に変えた。 

Pa055211 Pa055210産経デジタル版

その理由。

 

妻 地元の行事や催し物の紹介等々、上毛が一番身近よ!

私 朝日とは対極にある論説を展開する産経を購読し、違った角度から社会を読

取ってみたい。(ちょっとええかっこうし! かな)

 

巷間、朝日は左より、産経や読売は右より。 日経は ま、その中間の論説を載せ

る。 このことは承知していた。 安倍総理は良くやっていると思う。 一回りも下の

代が総理大臣になるほど我も歳を重ねた。 格好良くいえば、酸いも甘いも理解

できる枯れた心境にようやくなれた。

安倍さんの日本再生の施策が必ず成功する保証はない。 しかし彼はぶれずに

進めようとする意欲を感じる。 国の方針は討議を尽くしたうえ、誰かが決めなけ

れば物事は先に進まない。 それは総理をおいて他にいない。

信念を持っていると感じる現総理を私は彼を支持する。

「Yes! We can. 」と叫んで米国民の閉塞感に窓を開けるかと期待されたオバ

大統領は、野党共和党との間に存在するねじれ現象に悩まされている。 わが

国も1年前まではこの状況だった。

 

・ 

昭和初期から敗戦までを題材にした小説を読んでいると、あの時代今を生きる

我々にはえられないようなむちゃくちゃな時代であった。 敗戦の衝撃が余りに

も強烈だっし、夫を息子をあたら戦場に死なせてしまった家族が戦争を心から嫌

悪する気持ちは良く理解できる。二度と戦争はしてはならない。全く同感である。

戦争に突入する過程を振り返ってみれば、私など小説での知識しかないので大そ

た事を言えはしないが、独断専行する軍を制御するどころか、行け行けと声援を

送らざるを得ないほど疲弊し、窮乏の時代だったことが大きな原因だろう。

自由に物がいえない時代、軍国教育、大小の原因は山ほどある。その一つだけを

り上げても論文が書けるかもしれない。

あれから70年が経過した。 一つまみの極右、極左の人たちを除いて、他国を侵

して奪うことが正義と考える人はいないだろう。 今は自由に物を言ってもなん

罰則はない。こんな時代は日本の歴史上なかったことだ。 その渦中にいると

ないが、過去と比べればわが国の民度は格段に進んだと思う。過ちを繰り返

い抑制できる力を持てる国民だ。

 

それゆえに自分の国をきちんと守る専守防衛の軍備は必要だと考える。 国のた

めに個人があるではなく、個人が主役でそれを収容する器が国だと思う。 その

器が壊れかけた誰が立ち向うのか? されるがままに自国を躙されるこ

に果たしてこの伝統ある国民が耐えられれるか?

侵略のための戦いでなく、自国防衛のための戦いならば、勇敢なる兵士の死は意

味あるものとして家族も誇りに思うだろう。 

一つ心配は、太平洋戦争も当初は自国防衛(正しくは自国権益の防衛)との名分

はあったはず。 それがいつの間にか変な方向に突き進んでしまったこと。 流れ

がゆっくりと変化していったのだ。 流れに乗るのは楽だ。 逆らうのは大変。

ゆっくりした変化には誰も気付くのが遅れる。 気付いたら引き返せないところまで

事態は悪化していた。 経済でも日常生活でもよくある現象。 「歴史は繰り返す」

との格言もある。 

そんなこんなで、左の朝日から右の産経に変えて暫く購読してみる。

こんな時代なのでデジタル化された紙面をタブレット端末で読む。 朝起きて新聞

取りにいく代わりに、端末をONして今日の朝刊をダウンロードすることから1日

が始まる。

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