最近は注意をしているので、そんなことはないと思いたいが、思いついたことをすぐ口にする癖があった。(あるいは、今もあるかもしれない。)
久しぶりにあった同級生に、昔、小生が発したことばを、言ってきたものがいた。その瞬間に思い出した。高校一年生の時に、同室となったその友に、みたままの感想を口走っていた。そのことをありありと思い出し、申し訳なさがドーっとわいてきた。
アイツにあったら、必ず言ってやろうと、常々思っていたに違いない。直ちにあやまり、友は流すように、気づかないように対応し、その後も蟠りは見せなかった。
何気なく発した、たいして意味のない言葉が、かくも長期にわたって、人を傷つけるのである。常になにを言われようが、気にしないならいいが、人はすべてそうではない。言葉を発する時には、率直であるとともに、優しい言葉でありたいものだ。