家を弟に明け渡すにあたって、中の家具類の処分とか、さまざま片付けをしてきたが、移った家の庭に物置を設置したことから急遽、本の整理が進んだ。かなりの量を運んだが、まだ余裕がある。気づいたことは、全体の片付けも、家内だけでなく小生も参加して、意外に片付けの才能が結構あるではないかと思い始めたことだ。
結構、片付き始めてきて、住まいの質が上がってきたように思う。本について、ほとんど関心を示してこなかった妻も、徐々に関心を見せてきている。いつでもその気になれば読める環境になってきた。本は、読めば結構面白く、役にもたつし、力にもなる、と思っている。
放送大学の教科書だけでも、相当な量となっている。いままで、身近にすぐ触れる状態ではなかったが、整理をしてみると、単位がとれなかった科目など、ちょっと見てみたりすると、当時、ちゃんと挑戦していなかったことがわかる。丁寧な読み方をすると、存外できそうなのである。と同時に、そのためには、基礎的な準備が必要なこともよくわかる。
再挑戦するかどうかは別にして、新しい、感覚がでてきていることが面白い。文化系の人で、数学はダメと言い切っている人もいる。それは、おかしいのだが、専門家として、ある分野で力を発揮している人は、それでもいいのかもしれないが、凡人たるもの、弱点を持つことは、やはり寂しいことである。これから、精々読書をしていきたいと思っている。