長年放置していたヘルニア手術を受けることにして、手術前にクスリの切り替えが必要ということで、事前に点滴24時間を、1週間続ける。その後、そのクスリを切って、手術に入るという手順である。
心臓のアブレーション手術や、カテーテル治療とは、全然違う手術を体験したことになる。話には、簡単な手術ということだったが、長年放置していただけに、臓器をくるんでいた袋をはがすのに、大変だったようだ。
麻酔が効いているものの、内蔵を揺さぶられる感覚、下半身も麻酔による言いようのない無力感、結構時間もかかる。およそ3時間弱の手術であった。
外科手術は、なかなか大変である。しかも、大部屋に入ったので、となり近所のベッドの病状、症状が概ね解る。いずれも、ヘルニアではなく、人工肛門とか、お腹の中の痛さが半端ではないようすで、事前の単なる点滴をしているだけの当方とは、まったく違う状況である。
看護師の的確な判断、仕事ぶり、もろもろ、今回もいろんな勉強をさせてもらった。健康は、本当に大事である。ストレスを溜めないように、明るく、謙虚に生きていく、いつ死んでもおかしくない存在として、人生をよくよく味わっていきたいものだ。