経済評論家が、年金は将来、今の若い人はもらえないだろう、とアッサリ言う。といいながら、自分は年金保険料は納めているという。
年金がもらえないことが、本当に「ハッキリ」しているかどうか、である。もらえないものを、将来もらえるとして、年金保険料を集めることは、これは、サギだろう。
だが、ありえないことではない。事情が変われば、どんな制度だって変わらざるを得ないこともある。先のことは、何だって、確実とは言えないのだし、それをないとか、あるとか、確定的に言うのは、おかしい。
こんな連中の言うことは、まともに、とりあうことはできない。ただ、そこに、本当の部分があるかもしれない。現政権をチェックする意味で、そのいうところをみていけばいい。
現状で、法律に決めていることは、守らなければならないだろうし、そうでなければ、いけないのだが、なかには、とんでもない法律だってある。憲法違反がはっきりしている法律だって、成立させることがある。
そんな法律が、いよいよ動き出そうとしている。防衛大学の卒業生の一割が、自衛官にはならないという。それはそうだろう。理屈にあわないことで、命をとられるのは、つまらない話である。
そもそも日本は、世界に冠たる戦わないことを宣言している国なのである。戦力をもたないし、戦争もしないと宣言しているのである。にもかかわらず、いつでもどこでも、他国と手をくみさえすれば、自衛の名のもとに戦争できるというのだから、とんでもない話であることは明確である。