トランプ氏の発言内容が変わってきているが、油断はできない。候補者としての発言だから、戦術だったと言うのは、卑怯だろう。だが、この際、発言を撤回してくれる方が有り難い。そして、結果として、傲慢から、謙虚に変化してくれれば、過去は許そう。
アメリカの実情は詳しくはないけれど、一応放送大学で、アメリカの歴史をかじった身としては、そう簡単に変なことにはならないとは思っていたが、人間そう簡単ではない。押さえつけられていた非常識が常識に変化すれば、とんでもないことになる。
その点で、池上彰さんの番組はすばらしい。昨日、たっぷりと付き合ってしまった。問題点が次々と紹介される。フィンランドの教訓は特に人間社会の方向性を示してくれている。教育に力をいれて、国力を強くしている。儲け主義ではないのだ。それに引き換えて、日本の場合は、子供の劣悪な条件、教育の貧困が目立つ。為政者の姿勢がモロにでている。
江戸時代の日本の教育水準は、世界に冠たるものであった。どんな教育が人物を作るのか、たんなる儲け主義のガリガリ亡者を育てるための教育か、それとも、人間社会に思いをいたして、考えられた教育なのか、日本の場合は、問題点が多いことが明らかになった。