博多の道路が沈んでいる。恐るべき現実。なにが原因だろうか。地震だろうか。それとも長年にわたる地下水の汲み上げ。あるいは、地下鉄工事の影響。
いろいろ言われているが、土地のような通常は動かないものが、こんなふうに激変すると世の中、本当に安定した動かないものなんてない、という気がしてくる。
アメリカの大統領選挙は、嫌われ者同士の闘いだという。およそ、指導者としてふさわしくない言われ方であり、討論内容も、お互いの弱点を責め合うばかりで、人類社会を代表する国家の大統領を決める選挙とは思えない低レベルである。
トランプ人気には、虐げられた人々の怒りが背景にあるといわれるが、その改善のためにさらに、弱者を痛めつける主張をしているところが痛ましい。トランプの人格的な魅力もない。
何という、地盤沈下であろう。世界全体が変な方向へ向けて動いているようにみえる。紛争解決の方途も見えない。とらわれた状況に全体がはまっているようだ。