南スーダンから、どこの国も引き上げていない、ケニアは司令官が解雇されたためと防衛大臣はいう。他の国は撤退していない、という。
そもそも自衛隊が南スーダンに行って、新任務を与えられ、殺し殺される場にいることこそが問題である。トランプ大統領になれば、日本の防衛についてあらたな状況がうまれることもあると思われるが、そのなかで、憲法9条を持つ日本はどういう態度をとるべきか。
駆けつけ警護などの新しい任務を与えるというが、本当に、国際的に武器を持ち、銃弾を放つ事態となれば、その混乱をとどめることはできない。
各国の、内向き志向が強まるなかで、あらたな国益の衝突も予想される。日本はこれからどこへ行くのだろう。世界が、国益を言っているかぎり、さまざまな理不尽がはびこる。
どうしても、衝突が免れない。そんな事態になったとき、日本がどういう態度をとれるかが問題である。世界的な視野で、実際の提言ができるのは、憲法9条を持つ日本である。はたして、それを実行できるだろうか。
それができれば、日本は英雄だ。