男と女がいて、子供が生まれて、人類社会が続いていく。男は女に魅力を感じ、女もまた、そのように感じて、子供を為す。
生物界全体は、この原則がだいたい普通であって、雌雄の存在があって、その生命をつないで行く。うまくできている仕組みである。
人類社会には、まだまだ階級があって、ことさら裕福のものとか、生まれながらにして高貴な方としての扱いを受けている人もいる。
時代の流れのなかで、変化があっても、日本の場合は、天皇制が継続してきている。天皇制は、いずれは、やめた方がいいように思うが、未だに、外交のツールとして、政権は重宝しているようだ。
先の大戦においては、天皇が法的には全権を持っている扱いにも関わらず、軍部の指導層の主要部は、これを無視した。天皇の意思によって、国を動かしているとは思っていないし、そうするつもりは毛頭なかったのである。
こうして、付随して、特権階級がこれを利用する。人間社会に階級を持ち込み、支配の秩序維持の道具とするのである。宗教もまた、似たような構造を持つ。
人間社会は、まだまだたいへんな状況なのである。