厳しくあたることが必要なこともある。しかし、大元の根本のところで優しくなければ、人間に生まれた甲斐がない。本当の優しさに、目覚めて、教育や政治や制度に生かされる日が来ることを期待する。
世界が狭くなり、相互に関連する時代を迎えた。情報は、世界を駆け巡る。知恵も知識も共有するのは、昔ほど困難ではない。
であれば、とことん追求して、あるべき姿に向かって、世界は進むべきであろう。戦争をしない、させないために、取るべき行動は、どうあるべきだろうか。
選択肢は、いくつかあるだろうが、せっかく戦争をしないという画期的な憲法を持つ日本が世界のリーダーになる条件があるのだが、現政権は、そんな気はサラサラなく、その意味では、国民もそのようには思っていないことを意味している。
いわば、せっかくの宝物を粗末に扱っているともみえる。自民党の憲法草案にひどさは、この事情を強く物語っている。なにしろ、とんでもないほどの程度の低さなのである。これが、かれらの本音である。
彼らが優しいかそうでないか、そういう目で見ることが大事である。騙しのテクニックにいつまでもつきあってはいけない。