言うは易し行うは難し、である。ひどいのは、思ってもいないことを言い、綺麗事を並べながら、実際は全然違うことをやる。つまり、ウソをつくということである。
非正規雇用をこれだけ増やし、それこそ、自衛隊に行くしかないような雇用情勢を作る。そして、自衛隊を戦争のできる軍隊にする。憲法無視の軍隊強化の政策である。
自民党は、完全にウソをつく決心をしたのだろう。経済を重点にといいつつ、争点隠しをやって、議席を掠め取る。戦争法案を成立させ、憲法無視の政策をおしすすめている。
雇用環境を潰しておいて、それを改善したいという。そもそも潰しておいてでの話である。低賃金の労働者を増やして、雇用が改善されたという。こういうまやかしを平気でいう。
思うに、自民党の中心メンバーの頭には、伝統の日本の姿があるようだ。古き良き伝統、上意下達の支配、国際的にも力がすべてで、現憲法などは、邪魔でしかない。相手を凌駕するしか、国の威信を守れない。「取り戻そう日本」はかれらの本音である。
そこには、国民の生活、世界の平和、人類の未来などについて、真摯に考える姿勢はない。実に、偏狭な考えである。一人ひとりが、力を持ち、考え行動することが、ますます求められる。