ルールにもいろいろあって、どうしても守らないと、罰せられるし、反則金はとられる場合もあるが、守らなくても、そうヒドイことにはならない、むしろ、破るのが当たり前みたいなルールもあって、世の中簡単ではないのだが、まさか、憲法がそうなるとは、誰も思っていないところ、戦争しない、軍備は持たない、とあるルールを完全無視して、理屈、解釈で戦争する、軍備を持つ、と変えたいという。
これこそ無茶苦茶である。憲法9条を素直によめば、自衛権だって、はっきりあるとは書いてはいない。まさに、世界を信用して、そうするといっているので、攻められることを想定していないのである。では、攻められたらどうするのか。そんなルールを決めたものは、今の地球社会では生きてはいけないことになる。
で、中国のように、様子が変わってきた国が出てくれば、落ち着いてはいられないということになる。そこで、平気でルール違反をやろうというわけである。
かくて、ルールは、意味を持たなくなる。何が起こるかわからない。寄る辺なく、周囲を右顧左眄しながら、手探りでいくこととなる。朝日新聞が、ものすごい記事を出しているが、世間は例によって、何事もないかのように、動いている。為政者が、なんかのきっかけで馬鹿なことを考えれば、それなりに進んでしまうということかもしれない。