人と人の付き合いにおいて、間合いの感覚が必要になる。相手が何をのぞみ、自分が何をよしとしているか。それぞれ好みというものがあって、うまく調整しないとギクシャクする。
細かい修正を加えてくる相手の真意はどこにあるか、などと考える。相手の意思のままに、と思いながら、提案しても、その実、自分の好みというものが、滲みでていて、相手はそれを察知して、あわせてくることもある。
何をするのも、一人では簡単だけれども、相談者の数を増やすと、それだけバラエティがでてきて、まとまりがつかなくなる可能性もある。だが、ここで、それをうまく調整できるとすれば、その分関与するものが多いだけに、力がつく面もある。しかし、大抵の場合は、意見が沢山出れば出るほど、まとめることは、難しくなってしまう。
今、国会中継をしているが、自民党の脇議員が基本的な「国家のしくみ」について、議員や官僚にテストしている。こういう問題は、実は難しい。自分だけが、準備しておいて、相手には即答を要求する。こういう輩は、紳士面をしているが、まともに、中味の議論をするつもりはなく、単純にイジメテイルだけのことである。あんたはエライ!
これは、どうやら、議会の仕組みなど、変えなくてはいけない段階になってきたということだ。