被災のあと、どのように生活をたてなおすか、どういうプランを作るのかが、大きな課題となっている。
すべてといっていいほど、街のすべてが、破壊し屈されて、今は、どこから手をつけたらいいのか解らないという現状であるが、ゼロからの出発となれば、まったく新しい観点から、新しい街づくりも可能ということでもある。
自治体では、さっそく、プラン作りに着手しだしたところもあるようだが、こういう方面の専門家に限らず、創造的なプランがあってもいいのではないだろうか。広くアイデアを集めたいものだ。
社会制度や、ものの考え方にも大きな変化が起きそうである。この機会に、たくさんの教訓や、進歩があれば、災害を転じて、人類の財産となすこともできる可能性もある。
その意味では、昨日のチャリティサッカーゲームは、実にいい試合だったようだ。観客も大勢詰め掛けて、多くの力の存在が、被災者のみならず、世界を激励したし、当の選手自身も激励されたことであろう。
助け合う姿は、本当に美しい。感動的である。
政治の世界は、そうはいかないようだが、基本的姿勢として、イジワルなことではなく、真摯に議論を交わす場にならなければいけない。議員の皆さんは、いつまでも、エライさんであってはならない。
そんなに、エラクないことは、みんな知っている。ただ、懸命に国民、世界の人びとのことを考えているかどうかである。そういう政治家は、エライ。
そうでない権力亡者は、その正体が知られてしまえば、政治の世界から退場してもらうことである。そういう連中の時代は、終わったのである。