報道は、実態を伝えるべく、あらゆる所へ出向く。そして、救援態勢も、すべてのところを対象に、くまなく組まなければならない。
ところが、救援態勢が総合的に、効率よく展開できているのかどうかの把握が、報道を見ていると把握できない。
どこに、司令塔があって、どのように情報がそこへ集まり、どのように必要な手立てがとられているかどうかが解らないのである。報道と救援態勢の連携が、感じられない。
救援本部と、取材陣との連携があるのかどうかであるが、報道されたものを見て対策が取られていることもあるようだ。ただし、システム化しているようにはみえない。
救援本部の情報収集と、その判断の報道。そして、救援態勢の効果的な整備は、密接な協力関係が必須であろう。どこで、何が足りないのか。なにが急がれるのか。そういうシステムは、必要である。
今回の災害で、いろんな教訓が生まれるだろう。日常的な対処がどのように取られる様になるのかが問われている。