ひとことチョロット民主党の悪口を言う。こういう手合いが、最近多い。あれはいかん。根拠もなく、雰囲気で喋るから、サブリミナル効果がはたらく。
これでは、まともに、努力している人は、たまったものではない。そして、これに流されてしまう庶民は、バカだということになる。事実、全部の情報を知り得ない庶民は、雰囲気に流されやすい。意図的な雰囲気づくりをされると、ひとたまりもない面がある。残念ながら。
菅さんが、参議院選挙の前に、突如消費税のことを言って、民主は、今の状況を招いてしまった。どうして、そんなことを言うのか、といぶかった。どう考えても、タイミングは最悪であった。
ギリシャ危機が念頭にあったというが、政治的に安定できるチャンスであっただけに、おしいことだったと思う。ただ、そのために、自民党なり、公明党が、どんな政党なのかが、参議院選挙後はっきりしてきた。
国民の生活を考えてはいないということである。権力に関心があって、権力の奪還のみである。従ってやることは一本道となる。予算は絶対に通さないつもりである。そして、それは、議席の数で可能である。
となれば、ギリギリ、泥沼戦争をやって、「熟議」をしなければ、ならないことを、常識になるまで、今回は、大いにもめることしかない。その混乱のなかで、政治家も国民も学ばなければならない。