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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

介護と老後の展望

2009年04月28日 08時26分39秒 | 思考試行
チョットした旅行を計画している。しかし、介護の必要な人が家族にいる場合は、不可能だ。我が家の場合、母は元気であり、身の回りのことは、援助があれば自力でなんとかやれるので、それは可能だ。有り難いことである。

清水由貴子さんの自殺は、介護の問題に、あらためて、注目する機会となった。まったく、自由のない生活、さぞやたいへんなことだったろう。

介護したことのある人と、まったくその経験のない人では、話はかみ合わないだろう。経験のない人は、たまたまそういう環境だったのだろうか、それとも、そのオハチをどこかに、まわして、タッチしないようにしてきた、ということだろうか。

どちらもあると思うが、介護の経験をして、逃げずに、介護にあたり、充分にやることをやった、という自負をもてるということは、まことに幸せなことである。

家内の場合は、嫁ぎ先の家で、自分の母親の最後を看取ったのだが、当の母親共々、遠慮があったり、抵抗感があったことは否めない。

そこから、制度を使える条件もあり、なんとかリズムもできて、長期戦も可能な状態になっていった。その経過は、我々夫婦の財産になっている。

内面的な満足感と、そして、自分達の将来に対する展望である。具体的な設計、イメージを描けるようになってきた。条件を見る目が、具体的になったことである。それは、実物と生活を共にしたことによる生理的な本物を見せてもらったことが大きい。

カッコウをつけたり、余計な修飾は意味がない。老いのマイナス面は、当然あるが、そればかりではないことを与えられた。

自然であれ、ということだろう。力を抜いて、やるべきことをやっていく。その中で、楽しみを見つけていく。それができれば、人生楽しいではないか。