空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

生きる方向

2009年04月11日 07時57分47秒 | 思考試行
いつの間にか時が過ぎて、高齢者と言われる年齢になった。しかし、今が一番若いのだから、そう思って前を向いていかないと、と聞いたことがある。

要するに、過去には戻れないのだし、過ぎ去った日々は、それまでで、あるのは今だけで、未来はあるともないともいえない。ハッキリしているのは今だけである。そうは言っても、今が良ければいい、なんて短絡的に考えてもいけない。

先をみて、今努力して、準備していなければ、一挙に物事はすすまない。今をキチント生きるためには、時に過去を振り返ることも必要であるし、先を考えて、今の方針を決めることも必要である。

そうみると、今だけ、なんて言ってると、人生を棒に振ることになりかねない。萎縮するのは、もったいないが、大胆すぎるのもトラブルが増える。といって、中途半端は、あとで後悔するかもしれない。

となると、何に生きる意味を感じ、人生をどう考えるかに係ってくる。自身で、これだと思い、その方向でいけるという道を発見した人は、幸福な人といえるかもしれない。

迷いつつ、悩みつつ、それでも何らかの生きる喜びを見つけ出せたら、これもいい。ただ、日本の現実は年間、3万人以上の人が、自殺している。せっかく、生を享けながら、自らの命を断つ人の気持ちは、いかばかりであろうか。

状況の悲惨さを招いた原因は、政治の貧困、人類文化の未発達、価値観の問題、などいろいろあろうが、せっかくの人生、真剣な検討を加えて、よりよき方向を求めて、主張すべきは主張し、非難すべきはそうして、良いものは良しとし、しっかりと、生きていかなければと思う。