昨日、テレビで松本清張原作の「駅路」をみた。役所広司、深津絵里、石坂浩二、十朱幸代、などの有名俳優の出演で、見ごたえのあるドラマであった。
人生を「我慢」して生きている、そして、そこからの逸脱、従姉妹同士の気持ちのつながりと、だからこそ生まれる、嫉妬のようなもの、時代背景が違うのは致し方ないとして、思いの濃さの違いを思った。
今は、さらにドライになって、人情味がますます希薄になっていることに気付く。思いが、若い刑事と、定年近い役所広司演ずる刑事とで、違うことが、随所に出てくる。その違いが、そのまま当時と20年後の今との違いに、反映しているように思った。
なに一つ不服のないような人生の、結末。最後の冒険と悲劇。松本清張と脚本が向田邦子で、生誕それぞれ100年と80年になるという。
どちらも、よく知っているだけに、思い出深いし、なじみがあるし、説得力のあるいい作品であった。それでも、思いが濃すぎて、ちょっと違うやろ、などと感じたから、こちらも、相当ドライになっていると思わされた。
人生を「我慢」して生きている、そして、そこからの逸脱、従姉妹同士の気持ちのつながりと、だからこそ生まれる、嫉妬のようなもの、時代背景が違うのは致し方ないとして、思いの濃さの違いを思った。
今は、さらにドライになって、人情味がますます希薄になっていることに気付く。思いが、若い刑事と、定年近い役所広司演ずる刑事とで、違うことが、随所に出てくる。その違いが、そのまま当時と20年後の今との違いに、反映しているように思った。
なに一つ不服のないような人生の、結末。最後の冒険と悲劇。松本清張と脚本が向田邦子で、生誕それぞれ100年と80年になるという。
どちらも、よく知っているだけに、思い出深いし、なじみがあるし、説得力のあるいい作品であった。それでも、思いが濃すぎて、ちょっと違うやろ、などと感じたから、こちらも、相当ドライになっていると思わされた。