空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

ちょっといい話

2008年12月18日 17時31分18秒 | 思考試行
いい話をラジオで聞いた。ご主人を亡くされた奥さんが、なかなか立ち直れない。心配した娘さんが、旅にでもと誘う。そして、鎌倉へ。タクシー乗り場で並んでいると、なんと、亡くなったご主人に似た人が運転するタクシーが、離れたところにいる。あのひとになればいいな、と思っていたら、その人の車が、丁度前に止まった。

親切で、優しく、奥さんを、気遣って、ゆっくりと観光案内をしてくれた。親子共々大喜びで、3日間、その運転手さんを指名して、行動をともにした。奥さんはすっかり元気をとりもどして、それから、10年、今も文通しているという。
娘さんは、亡きお父さんのプレゼントではないか、と思っている、と言う話である。

これに同じような話で、関西で流れている「探偵ナイトスクープ」というテレビ番組で、プロ野球選手に、よく似ていたお父さんが亡くなり、その選手に会わせて欲しいという親子の依頼があった。本当に、よく似ていたようで、まるで、亡くなったお父さんに会ったかのような、感動の場面が展開した。

こういう話が、なぜ人を感動させるのだろうか。生前の、それぞれのお父さんが、家族にどんなに慕われていたかということだが、癒されて喜ぶ家族の顔、悲しみを乗り越えていく姿に、思わず涙ぐんでしまった。


庶民をバカにする者をのさばらせるな

2008年12月18日 08時13分18秒 | 思考試行
明らかに、人の役に立って喜ばれたら、それは、自分にとっても、喜びである。それを知っているか、知らないかで、人生の深みが変わる。

人は、お互い助け合わねば生きていけない。従って、それをキチンと把握し、理解していれば、自分さえよければということにはならない。

自覚していれば、その振る舞いは、そのようになって、社会は、健全な状態を維持できると思うが、基本的には、そうではない人びとの存在が、事態を厳しくしているし、これを無視するわけにはいかない。

こうした人の存在を、熟知して、ことに対処するほかない。そこで、さまざまな準備が必要となる。法律しかり、警戒心しかり、強制的な暴力装置もいる。

教育や、社会の成熟が、これらの問題をいずれ解決していくに違いないと思うが、その道のりの遠さは、いわゆるエリートとされる人びとに、多くの問題の発生源があるように思う。

実質的に、社会を動かしている力があるのだから、彼らがどう考えるかが、重要なのである。庶民が力をつけるということは、彼らが独善的な考え方をすれば、直ちに罰せられ、その報いを受けるということである。

庶民を馬鹿にし、軽くみ、道具としてしかみない者を、のさばらせてはならないのである。