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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

損保会社は健全か?

2008年12月07日 08時11分45秒 | 思考試行
大手損保会社が、代理店に対する扱いを相当変えてきているようだ。代理店を統合して、大規模にしようとしていると聞く。そして、その指示に従わなければ、解約も辞さないという。

代理店の数を減らし、社員を減らせば、経費が減って、株主への配当を増やすことができる、という。株主は外資が半分近くに迫っているという。

結局は、代理店の手数料を下げ、経費圧縮ということなのだが、その他、キャッシュレスをいい、現金での扱いを極端にやめてきているという。銀行への手数料支払いは、代理店に負担させる。そこには、真に顧客のことを考えているとはいえない。

そのため、代理店数は、大幅に減少している。そして、これが業界の一般的な流れのようで、各社似たようなやり方をしている。

会社によって、個性を出して、公正な競争を展開して、顧客のためになるように改善を図るのならば、肯ける話であるが、単に、株主の要求を満たすために、組織の再編や営業戦略をたてるのは、その根本からして、人間性に欠けるといわなければならない。

派遣社員の首切りや、非正規社員へのひどい仕打ちにもつながる話であって、昔はこんな非道なことは、法的にも違法であった。それが、儲け主義の連中が、力をもって、自分たちの都合のよい制度を、合法化したのである。

とんでもない低レベルの連中が、力を持ってしまったときに、起こる現象が、今まさに、現実のものとなっている。

恥をしれ!!と言いたい。世の中、助け合いで行かなければ、ガタガタになってしまう。そんなことさえ、分からないのか。

社会を、この地球を、どうしようとしているのか。恐らくは、彼らの眼中にはないのであろう。

今、力の強い者の言うことは正しい、という考えのようだ。自分の考えはない。寂しいかぎりである。そして、本当に力を持つべきものが誰かを、考えようともしない。