空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

政治の方向

2008年12月02日 08時05分14秒 | 思考試行
朗らかで、率直な、という形容詞がぴったりくる麻生首相だが、従来の感覚での重みがない分、むしろ新しさを感じる。ただ、発言内容がぶれて、信用できない。それでは、いいことを言っても、実現は難しく、その信念も疑わざるを得ない。

話はとぶが、散歩の途中で、古本を買った。相対性理論と量子論を紹介したPHP研究所の出している新品でも、500円の本なのだが、この本の最終結論のところが、自然は曖昧とかで、確たるつかみどころがない。

それでも、人類が獲得してきた宇宙の構造、ミクロの状況を解明してきた努力の素晴らしさがよく解る。すべてが、解決できていることではないが、進歩してきたことが実感できる。素晴らしい本である。

その意味では、麻生首相は、新しいのかもしれない。自然の本質を体現していると言える。どのようにも変化しそうである。曖昧なところもある。その中で、どこへ行こうとしているのかが、見えない。

政治の世界は、庶民の暮らしに敏感に反応して、多くの人びとに、本当に役にたつようになってほしいのである。政治家は、地球上の悲惨な状況を、真剣に根絶するために、本当に努力しているといえるのだろうか。努力するその姿を、見せて欲しいのである。

権力者は、その効果的な仕事をやりうる立場にあると思う。その役割を自覚して着々と、その実現のために邁進してほしいのである。理想を語り、悲惨な状況をどう打開すればいいのか、その道筋を語るべきである。そのための行動を訴え、実践すべきである。

それは、理想だ、といって、まったく問題にしない傾向がある。しかし、あるべき姿、方向性を持たずして、良くなるはずがない。何が問題なのか、明らかにせずして、改善はない。