今日は今年一番の冷え込みの中、
朝から地元自治会の掃除が行われた。
町内をぐるりと一巡りして
ゴミを収集し、公民館前で
分別するというのが
主な作業だ。
ボランティア用に支給される
ゴミ袋とハサミを持って神社に行くと
さすがに今日は寒く、
手水鉢の龍の蛇口(龍口というのかな)
に大きなツララがついていた。
これ
こんなに立派なツララを
町内で見たのは久しぶりだ。
その写真を撮ったついでに
思い立って、その手水鉢の横にある
くすのきも撮影した。
年末に滋賀県と福井県の県境で
県内最大、いや西日本最大のトチノキが
見つかったというニュースを目にしてから
そのくすのきが気になっていたのだ。
見つかったトチノキは
樹齢約400年で高さは22mだとのことだ。
トチの実はあの「トチ餅」なんかにも
加工されて食されるので
昔から、切ってはならないと言われていることが多かったそうだ。
江戸時代のある藩なんかは
飢饉のときの非常食にもなるので
たとえ私有地のトチノキであっても
切り倒すことは許されなかった。
そんな事情があったため
巨木が残されているらしいのだ。
神社のくすのきは
もちろん信仰の対象になったりするから
巨木となるのは当然だろう。
我が氏神のくすのきにも
しめ縄が巻かれている。
これ
樹齢は約500年、樹高は25mと推定されている。
子どもの頃は、この木に
わら人形が釘で打ち込まれていることもあったなあ。
いわゆる”御神木”なのである。
少し離れたところにある
別の神社のくすのきが
樹齢約700年で
市内で最古級なのであるが
樹高では我が神社のくすのきの方が高く、
市内で最ものっぽの樹木となるのだ。
そんな巨木のことを書くときに
ご近所のこの樹も紹介しておかねば
ならないだろう。
和泉市の松尾寺にある
くすのきの巨木だ。
この樹も樹齢は約700年
樹高も我が神社のくすのきより
5mも高い。
そのことを思い出したので
写真を撮りに行ってきた。
ブログのネタ作りに余念のないdoironなのである。
さすがに幹周りも比べ物にならないほど
立派で、200歳の年の差を
実感させてくれる貫禄の巨木であったぞよ。
和泉最大の巨木である
松尾寺のくすのきを取材した後
そこまで行ったのだからと
帰りに久米田池に寄ってみた。
3日ほど前に、その池にコウノトリが
飛来してきているとのニュースが
流れていたのだ。
コウノトリといえば
絶滅が危惧されている鳥のひとつだ。
推定で、全世界に2000羽くらいしかいないだろう
とのことである。
その久米田池は周囲に遊歩道が整備されており
ランニング愛好家達も
たくさん走っていた。
doironもかつて10回くらいは
その池に走りに行ったことがある。
案の定、着くなり走っている知り合いに遭遇したわい。
で、池はというと
ほとんど水がなかった。
この時期は水を抜く季節なんですかね。
なのでコウノトリがいそうな気配もなく
眺めていたら
思いっきり雪が降ってきた。
写真でわかるだろうか
こんな感じだ。
鳥を見かけないので
しかたなくそんな撮影をしていたら
人懐っこそうな人が
「カメラを拝見すると
コウノトリを撮りにきたんでしょう。
今日はいませんねえ」
と話しかけてきた。
40代後半くらいの彼によると
2~3日前には
一日中いたらしい。ほんで
どうやらそのいなくなったコウノトリが、
なんでも最近貝塚の池で見かけられたとの
情報があるらしい。
本当に好きな人っているんですねえ。
たしかに巨木はなにかパワーの
おすそ分けをしてもらえそうだし
野鳥はなんとなくロマンを感じるもんね。
その人、今から貝塚に探しに行くんだと
息巻いておられたわ。
このあと、別の鳥見人にも話しかけられたぜよ。
前からうすうす思っていたんやけど
doironて話しかけられやすいタイプのようですな。
小雪の舞う中
ネイチャーな話題を追いかけ、
楽しむ一方で、
元気な時ならそんなくすのきや
コウノトリをたずねて
家から走ってきてただろうなあと
考えると、一抹の寂しさも滲む
休日のdoironなのでありました。
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