さて、今日からもう12月である。
12月といえば、思い出すのは
3年前のあの出来事だ。
以来、定期的に検査と診察を繰り返し
いつも変わりのないことを確認してきた。
その定期検診を先日受診してきた。
今回の検査は負荷心電図と心エコーの2種類。
負荷心電図はトレッドミルの負荷を徐々に上げながら
心電図をとっていく検査で
心エコーは胸にヌルヌルのゼリーを塗り
超音波ででもぞもぞと
心臓の動きを調べるという検査だ。
そんな検査を受けた後
いつもの医師の診察を受けた。
これまでは、検査の結果を見て
「変わりないですねえ」といってくれることを
期待して受診していたし、
結果もその通り変化なしでよろこんでいた。
それが、今回検査結果を見た医師が
doironに言ったのは
「doironさん、よくなってますねえ」
という言葉だった。
詳しくは省略するが、とにかく
「よくなって」いたのだ。
そもそも変わりはないということ自体
doironの場合は悪くないという意味で
言われていたのだが
ここへきて「よくなっている」というのは
さらにリスクが軽減したともとれる発言だ。
今まで通りの生活で
よくなっているということは
いろんなところで我慢をし
自制をし、耐えてきた甲斐があったというものだ。
これで、気持ちのリミッターが
少しゆるくなったような気がしている。
連日の山登りや街道歩き
ひと月にジムでのバイク600キロと
ラン&ウォーク100キロの
精いっぱいの運動にもかかわらず
こういう結果が出たことは
誠に喜ばしい限りである。
体調もすこぶる麗しいので
それ以来、ジムでの運動で消費する
カロリーを100キロカロリー分
ノルマを増やすことにした。
その分、運動に取られる時間が多くなるが
それはまあ仕方がない。
フルタイムで働いていた頃は
仕事に行くことが生活のリズムを作っていた。
休みが続くと体調が悪くなったりもした。
しかし今は、仕事といっても
不定期で、依頼があればバタバタし
なければ絵を描いたりしているように
不定期なことこのうえない。
そんな暮らしの中で、夕方に行くジムが
唯一定期的な活動になっているから
ジムの運動が生活リズムを作っているのだからね。
多分、毎日せっせとジムにきて
何となく体を動かしている高齢者たちも
そんな風にジム時間を過ごすことで
生活のメトロノームを整えているんだろうと
しみじみと実感している。
運動量を増やすと、室内とはいえ
ランの距離も増える。
ランが増えると、ちょっと何かの大会に
出てみようかなという欲も出てくる。
とそんなことをジム友に言うと
いつも「調子に乗ったらあかんよ」と制される。
いわゆる外部リミッターともいうべき助言を
してくれるわけである。
それはそれでありがたく拝聴をしつつ
自分なりにまわりに
心配かけずにじっくりやっていこうという
気持ちにもなれるからね。
でもあの3年前に比べて
今は自然に息を切らせて汗をかいている
自分がいることを思うと
よくぞここまでと心の底ではひそかに思っている。
懲りずに、運動は死ぬまで続けるだろう。
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