最近スーパーに行くと、
よく目につくのが
「希少糖」
の文字だ。
飲み物をはじめ
お菓子にもよくこの文字が書かれてある。
最近はお酒にまで書かれてあったりする。
こんなに商品が増えてきたら、
全然「希少」じゃないやん
と思ってしまうよなあ。
一体この「希少糖」とは何ぞや
ということで調べて書いてみることにした。
糖分は昔からダイエットの敵、
あるいは糖尿病の元凶のように言われている。
確かに過剰に摂りすぎると
メタボの原因になったり、
血糖値を上昇させる物質ではある。
しかし、一方で人間の活動には欠かせない栄養素でもある。
高齢者を介護をしていて
警戒しないといけないのが
血中の糖分がガクンと下がる低血糖である。
ひどい時には脳の活動を阻害し
命にかかわることにもなる。
実際、親父もこれで2度救急車で運ばれた。
それほど人間の活動のためには
重要な物質なのである。
その糖にもいろいろ種類があり、
なかでも自然界にはわずかしかないもので、
生理的に特徴のある糖のことを
「希少糖」というらしい。
生理的特徴とは、
血中の糖分を下げるものであったり、
ダイエット効果のあるものであったりする。
いやそれどころか、
インシュリンの分泌を促すとか
がん細胞の増殖を抑制する
なんて特徴まで備えているものがあったりするから
ありがたい物質群である。
ところがいかんせん希少なため、
なかなか手に入らず、
これまであまり研究が進んでいなかった
というのが実情だ。
そんな希少糖の大量生産への道を開いたのが香川大学だ。
発酵技術等を駆使して希少糖の生産方法を見つけたのだ。
今から20年くらい前の話である。
そこから一気に希少糖の研究が進み、
最近はいろんな食品分野で
製品化されるようになった、
という歴史を持っている。
安全性も確認され
キャンディやソーダにいち早く採用された。
そして今は様々な商品に希少糖と書かれている。
そこでスーパーの食品売り場で見かけた
希少糖と書かれた商品二つを早速購入してみた。
ひとつはこれ。
成分表を見ると
希少糖「D-プシコース」を含有している
と書かれてある。
この物質はカロリーがゼロで
甘さは砂糖の7割。
抗肥満作用、血糖値上昇抑制、
さらに動脈硬化抑制など
アンチエイジング効果まであるという。
この物質こそが世界で初めての技術で作られた
希少糖なのだそうだ。
どれどれと思って飲んで見たけど味は普通で
従来の製品とは全く変わらない。
まあ、ちょびっとしか入っていないのでしょう。
そんなありがたい特徴があるのに
特保になっていないのは
含有量の問題なのだろうか。
そしてもう一つ買ったのが、これ。
希少糖の種類が何なのかは書かれていない。
ただ原材料のところに「希少糖含有シロップ」
と小さく書かれてあった。
お酒をどんどん飲んで健康になろう
というのはムシのいい話ではあるが、
アルコールが入っていてしかもおいしく、
なおかつ体にいい成分も入っているなら
アルコールライフのお供にしてあげてもいいなあ
と思っている今日この頃である。
これからは、こういう製品が
もっと増えてくると思うな。
商品に「希少」があふれるというのはちょっと違和感がありますが・・・
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