今夜は言わずと知れた
W杯決勝リーグ、パラグアイ戦だ。
キックオフまであと約1時間。
試合の予想をしてみよう。
まず前半11分。
一瞬の隙をつかれて
相手のミドルシュートが
見事にジャパンゴールの
片隅に突き刺さり
0-1
さすがにFIFAランキングで
日本より10位以上
格上のチームだけのことはある。
しかし、これでサムライの
ディフェンス陣を目覚めさせてしまったぜ。
以後は、両チームとも無得点のまま
後半も残り5分を切ったときだ。
このままじゃ敗退だと
思い切った岡ちゃんは
ワントップのフォーメイションを
ナイントップ、すなわち
キーパーとディフェンス各1人だけ残し
後は全員が
フォワードとなる
超攻撃的フォーメイションをとった。
とにかく点を取らなければ
その時点で終わってしまう。
そんな作戦が
奏功したか、
強引に玉田がドリブルで切り込み
最終局面で、パスを受けた大久保が
無茶と思えるようなシュート!
これが、相手のデイフェンダーにあたり
オウンゴール!
1-1の
同点だ。
派手なガッツポーズの岡ちゃん。
そして奇跡はロスタイムに起こる。
与えられたロスタイムは4分。
あとワンプレーで延長戦かと思われたそのときだ。
キーパーがはじいたボールが
ゴールラインを割り、コーナーキック。
ここで登場するのが
もちろん、俊介だ。
彼が放ったコーナーキックは
弧を描いてゴール前へ。
そこへ飛び込んできたのが
闘莉王だ。
髪を後ろでまとめた
その前頭葉部分に
かげりは全くない。
狙い定めたヘディングが
見事に決まり2-1
直後、試合終了のホイッスルが鳴り
日本が初の8強へ進む
歴史的瞬間を告げた。
あの、ドーハの悲劇の呪縛を
見事に解き放った最高の
得点だった。
以後、この試合は
「プレトリアの復讐」と
名づけられるだろう。
さあ、試合予想はこれくらいにして
サムライブルーに着替え
ハワイアンブルーを飲みながら
今夜も応援だ。
おっと、ビオフェルミンも
忘れずに飲んでおこう。
なにせ、相手は腹具合なのだ。
え?パラグアイ?
しっつれいこきました。
う~ん、どこでもいいから
日本が勝ってほしいにゃあ。
では、応援スタンバイです~
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