ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ドジ旅日記近江商人の陰謀編 1

2014年05月07日 21時49分16秒 | スポーツ全般

近江商人は足と舟で稼ぎますのやの巻

近江商人の朝は早い。

三河や駿河あるいは
越前、加賀などより仕入れた商品を担ぎ、
琵琶湖から淀川を経て
京や大阪、堺にまで行商に回るために
明るいうちからしっかり動けよとばかりに、
夜も明けきらぬうちから動き始めます。

今回の合宿の最大の目的は、
宿のある近江八幡から
琵琶湖東岸を北上し
長浜を折り返して元来た道を
近江八幡まで戻る練習をこなすことでした。

ちえちゃんにとってこれまで走った最長距離は43キロ。

一気に60キロを目指します。

目標タイムは8時間。
万が一距離は踏めなくても、
8時間の間、身体を動かし続けることは
しなくてはと考えていたのでありました。

なので、近江商人でもないのに
早朝5時台から動き始め、
前回、柳生一族の陰謀によって
集合時刻を間違えていたジダンも
無事に時間通りに合流し、
一行はSAのタヌキにも見送られながら



合宿所に向かったのでありました。

到着したらすぐさま2班に分かれました、

1班はランまたはバイクで長浜往復班、
もう1班は近江八幡徒歩散策班です。

doironもさっそくバイクを組み立て、



長浜往復班と共に出発をしました。
基本は県道25号を進みます。

その25号は別名「湖岸道路」と呼ばれ、
長距離歩道としての「近江湖の辺の道」と、
自転車道としての「琵琶湖サイクルライン」と
半分くらいはかぶっています。

つまり同じ道ながらdoironはサイクルラインを
そしてジダン達は湖の辺の道を進んでいくことになるわけです。

アップダウンはほとんどありません。

琵琶湖にそそぐ何本かの川を越えるときに、
堤防まで登って行く程度です。

この日のランは長距離を走る練習なので、
いつもよりゆっくりと走り始め、
doironはバイクなので先に進みつつ、
気になるところで止まっては
観察と写真を撮りつつ遊びます。

このバイクのペースがまた、
ゆっくり琵琶湖周りを満喫するのに絶妙でした。

まず最初に越える川が大同川です。





各所に水車が築かれ、
人々の暮らしを支えてきた川です。

近くにあった水車のモニュメントがこれ。



こんな写真を撮ったりしていると、
ゆっくりランでもすぐに追いついてきます。



次が愛知川です。



この川の中流の東近江市五個荘地区は、
近江商人発祥の地として知られています。

永源寺に端を発し、
豊かな扇状地を形成しながら
琵琶湖にそそぐ雄大な川です。

その先の公園でトイレ休憩。

そこには「近江湖の辺の道」の
案内看板が建てられています。



それをしげしげと読んでいると・・・

どわっ、

早くもラン組がやってきました。



ここにはバス停がありました。
彦根観光バス柳川緑地公園停留所です。



ジダンは腰に爆弾を抱え、
ちえちゃんは初ロングなので、
いつ足が止まるかわかりません。

そのためにもコース上のバス便は要チェックです。

どれどれ、時刻板を見てみますと・・・

げげっ!

一日2便しかありません。



琵琶湖から淀川を経て、
徒歩と水路で行商をしていた
近江商人の陰謀に違いありません。

「商売は足と舟で稼いでなんぼだす」
という声が聞こえてきそうです。
近江弁は知りまへんが・・・。

ま、バスは当てにせず、
とりあえず行けるところまで行きましょう。
止まったら止まった時です。

いざとなったらバイクで3人乗り・・・
は無理ですが、
バイクでビューンと帰って
車に乗り換えて拾いにくるという手もありますからね。

時刻表をみた二人が
なんとしても走り続けねばと
決意を固めている脇で、
doironはさあまだまだ遊ぶぞと
ワクワクしておりました。

この先で道は県道25号と別れを告げ、
湖岸の静かな道へと入っていきます。



続く


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