ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

御身ぬぐい

2011年08月21日 20時53分18秒 | 最近の出来事

23日に執り行われる
地蔵盆に備えて
今日は村はずれの地蔵の掃除をした。

わが村の地蔵は
人が二人くらいは入れる立派な
お堂に守られている。
そのお堂の中には
5体の地蔵とひとつの
石塔が鎮座ましましている。
一番大きな地蔵さんは
高さは約1m。
あと、3体は60cm。
残る1体は一番大きな地蔵さんの
ろうそく立てにすっぽり収まるくらいの
超小型地蔵だ。
石塔は高さが20cmくらいで
キューブとボールを組み合わせた
2段重ねになっている。
地蔵はすべてそうなのだが
かつて道端に野ざらしでいたせいもあり
表情は読み取れない。
それどころか、1体は
顔の部分が痕跡だけの地蔵もいる。

そんな風に傷みは激しく
中には、表面の薄い石が
剥離しかけているのさえある。

頭屋とその見習い(doiron)が
お堂に中に入って
やわらかい刷毛で
ホコリを落としていく。
つまり、御身ぬぐいを
するわけだ。

立派なお堂とはいえ
大人が二名入ると
そこは蒸し風呂と化す。
全身に汗が噴出し
あごからも滴り落ちる。

doironの場合
脱水は厳禁なので
ペットボトルを腰に挿しながら
慎重に作業を進めていく。

さらさらと御身ぬぐいをした後は
あらかじめ、お堂の上部から
叩き落としたほこりとともに
掃き集める。
そのあとは固く絞ったタオルで
丁寧に拭いていく。

自分の車でもこんなに丁寧に
洗うことはない。
いや、自分の身体でさえ
こんなに隅々まで
きれいにしているだろうか
と思えるほど、舐めるように
きれいにしていくのだ。

お堂内をきれいにした後は
外観の掃除である。
これも大変だ。
ほこりや汚れの多さは
内部の比ではない。
ほこりのたまりやすい細かいところは
いろいろあるが
そのひとつが、最も目に付く扉の格子だ。
その扉の格子は、全部で72。
これを一つ一つ磨いていく。

隅々まで徹底的に掃除をし、
すっかりきれいになったお堂。
季節がよければ中に住めるよ。

本番は、23日。
それに備えて、まだまだ
地蔵講の作業は続く・・・


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