この頃、忘年会等で大阪市内に出ることが多い。
そんな時にせっかくだから
いろいろと探検してみることも
一緒にやってみようと、
先日は大阪歴史博物館に行ってみた。
そのとき、そこでやっていた特別展はこれ。
江戸時代に書かれた
「大阪発、奇想ワールド!」
という世界だ。
たまたま、こんな招待券をいただいていたので
せっかくでしょ。
場所は、大阪城に近いこんなところ。
NHKなんかと一緒にくっついている。
写真の右側です。
この辺りは前の職場の出張で
しょっちゅううろうろしたところだし、
大阪マラソンの時も
この前くらいで応援をしたから
十分地の利はある。
谷町線の駅で電車を降り、
阪神高速13号東大阪線に沿って
てくてくと歩いていく。
出口の法円坂入口あたりまで来ると、
その建物がしっかりと見え始める。
この入口あたりも楽しいよ。
こういう気象観測装置が
置かれたところもあったり、
竹内街道1400年を記念して
建てられた石碑があったりしてね。
この辺りは、前回大阪城を歩いたときに
ちょっと紹介もしたっけね。
それらを見てから、建物のほうに入っていくと・・・
どうも入口あたりにたくさんの人がいるのだが、
よーく見てみるとどうも
どの人々も外国の人たちのようだ。
アナウンサーも大変やろねえ。
そういう知識のある人も雇てるんかなあ。
doironは手持ちの招待券を見せつつ、
横からエレベーターに侵入した。
場所は6階である。
エレベーターを降り、
入口で招待券を見せ、
展示室のほうへと入っていった。
入ってすぐに、
いろんな掛け軸たちに目が留まった。
まあ、絵に対する目のよさなんてのは
あまりないのだが、
以前からミセスに掛け軸描いたらどう?
なんていわれていたから、
「そうか描くんなら、こんな風に遠近感を出すのか」
なんて思いながら眺めるような絵が続いていたな。
山、池、川、谷、花、そして人々と
そんな光景が絵の中に描かれてあった。
墨一色の絵は、
墨の濃淡で距離を表したりもするんやねえ。
そして面白いのは、
絵に例えば「雪中探勝図」とか
「青緑山水図」といったような
名前が付けられていること。
これを、絵だけ見てまた想像したりするのも
おもしろかったりする。
その辺から時代はどんどん進んでいって、
「上方絵師百花繚乱」
のころになると、
さらに絵のほうがおもしろくなってきた。
素材が、カエルだったり鸚鵡だったり
像だったりとなかなか面白い。
そうかあ、もし僕が掛け軸を描くんなら
こんな風に、自分で書きやすいものを
選んで描けばいいんだよなあ、
なんて思いながら見させていただいた。
今日はあとで帰り道に画材やさんによって、
書きやすそうで、しっかりしているような
書初め用紙を買って帰ろうと思ったね。
まあ、こうしていろんな人の絵を
読んだりするのはなかなか楽しいものなのだが、
最近よく思うのは、
絵を見ながら、
その画家の人生を振り返ったりできたら
もっと楽しいだろうなと思うのだ。
若いころは勢いに任せて描き、
慣れたころには独特の世界になっている。
そして晩年は、あらたな世界を目指して、
挑戦も始まっていく。
そんなテーマで選ばれた展覧会なんかも
あれば、ぜひとも行ってみたいなあ
と思うのでありました。
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