ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ドジ旅日記サンゴ礁の陰謀13

2019年04月10日 21時00分48秒 | ウォーキング

石垣の二日目の夜も、
オリオンビールや泡盛とともに
深くなっていきます。



わーい、酔ったぞ、
とか言いながらも部屋に帰って
もう少し仕上げのビールを飲みます。

あ~あ、いくらダイエットしてても、
こんな機会には台無しに
なってしまいますねえ。

でもまあ、ダイエットしてなかったら
もっと台無しになって
いたんでしょうけどね。

石垣には「おーりとーり」という
言葉があります。
沖縄ですから「ウチナーグチ」と
いう方言ですね。

意味は「いらっしゃいませ」
という言葉で、商店街のあちこちや
店の入り口とかにも
「おーりとーり」と書かれてあったりします。

この言い方は、八重山地方では
島によって変わったりします。

石垣島の「おーりとーり」は、
鳩間島では「おーりとろーり」、
黒島では「わーりたぼーり」、
小浜島では「わーりたぼり」、
宮古島では「んみゃーち」と言います。
個性的な言葉ですねえ。

そうそう初めて宮古島に行った時には
「おとーり」という風習を
初めて知りました。
これにはいろいろとルールはあるのですが、
カップを持って全員のところを
回り一人づつ乾杯していくのです。
5人いてたら、5杯は飲む
という計算になります。
酒はそんなに強くないけど、
そんなおとーりをするような宴会なら、
ちょっとやってみたかったなあ
なんて思ったりもしていました。
なので空港で早速見つけた
「おーりとーり」の文字も
そんな宴会の事かな
とか思っていたのですが、
どうもそうではないようでした。

単に「いらっしゃいませ」
の事だったんですね。

それともう一つ、石垣では
こういうマークをよく見かけます。



サイコロの5と4が並ぶような
模様ですね。

石垣では愛する男性に
この模様の入ったものを渡す
という八重山ミンサー
というものがあります。

五つと四つのマス目には
「いつ(五つ)の世(四つ)までも末長く……」
と、変わらぬ愛への想いが
込められているんだそうです。

このマークもあちこちで見かけます。
ジダンが走ったトレイルランの
参加シャツにも印刷されていたようです。
もしかしたら、石垣島の
バレンタインの愛の告白シリーズ
なのかもしれませんね。

さらにこの島の風習というか、
この島の姿でもう一つ気になるのが

「御嶽」です。

大体、墓場はみんなすごいですねえ。
沖縄風にとても立派なんですが、
もう一つ気になるスポットが
この「御嶽」です。

9年前に沖縄本島でdoironは
自分の生涯で最大のパワースポット
に出会いました。
斎場御嶽(せーふぁうたき)というところです。

あちこちに祈りの場が続いて、
最後に大きな石の三角の
切れ目から中に入っていくと
拝所があるのですが、
ここがもう冷静に立っていられないほどの
パワースポットでした。



そんな御嶽は宮古島にも
多数ありましたが、
入れないところが多かったです。
宮古島のトライアスロンでは、
水泳競技の間、御嶽に入れる
特別な巫女の人たちが
海岸に並んで安全を祈願して
くれていましたねえ。

そして石垣島にもこの御嶽が
あちこちにあります。

ここでは「うたき」といわずに
「おん」というようです。

人々の祈りの言葉や島の人々を
守るための信仰がここで
あつく行われているようでしたねえ。

あした渡る予定の竹富島にも
多くの「おん」があるので、
取材しました。

写真なんかはあまり
載せられないようですが、
できる限り掲載しています。

ええ加減な気持ちではなく、
ちゃんと取材をしていますので、
きちんと書いていくつもりです。

とまあ、自分の住むところから
遠く遠く離れた南海の孤島。
サンゴ礁に包まれた人々の
暮らしにいろんな角度から
思いを挟みながら、
ドジ旅もあと二日間の旅を続けていきます。

続く