ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

介護制度の行方

2012年05月20日 23時01分54秒 | 最近の出来事

社会の一線から退き
doironの身の回りの状況も
大きく変わってきた。
doiron家ではこれまでの人脈を生かし、
家族総出で、介護関係の施設にお世話になっている。
なので、最近はとりわけ
身の回りに高齢者があふれている。
生活全般からそういう印象が
漂っている感は否めない。

この春に退職し、
生まれて始めて
専業主婦となったミセスdoironも
それを実感しているだろう。
介護三昧の日々で
病院や介護施設に頻繁に出入りし、
いろいろと助けられているこの頃だからね。

実父母、義理父母とも
デイサービスなど
何らかの形で助けられており、
平成12年から始まった介護保険制度は
とてもありがたい制度であると
夫婦ともども喜んでいる。

ただ、手放しで喜んでばかりもいられない。
これからやってくるていうか、
もう既に始まっている
超高齢化社会をこの制度で支えていくのにも、
いずれ限界が訪れるだろう。
その時に、果たして
今の制度のままを維持していくことができるのか。
残念ながら、その答えは「NO」だろう。
それは年金制度なども同じだ。

戦後の産めよ増やせよと叫ばれた時代が、
またやってくるのだろうか。

介護には保険制度があるとはいえ、
利用者には1割の負担がのしかかる。
そういう意味では、
完全に全ての高齢者を救えるわけではない。
多くの家庭が、
家庭内で家族の介護をしている。
そんな社会の中で、
最近は高齢者関連の施設も
進化を余儀なくされている。

先日仰天するようなことを知った。
doironが知る介護施設では、
81歳のヘルパーさんがいるとのこと。
そして、なんとその81歳が
77歳の方を介護している。

これぞまさしく、老々介護社会の縮図のようなものである。

では、これから日本の介護はどうなっていくのか。
その答えの一つが「国際化」なのかもしれない。

外国人のヘルパーや介護福祉士を養成し、
安い人件費で介護制度を維持していこうとするという動きがある。
これはもうかなり現実的に動き始めており、
doiron家がお世話になっている施設でも、
外国人が働いている。

これもまた、国際化の縮図でもある。

一方で、外国人の被介護者を
受け入れようとする動きもあるという。
なんといっても、日本の医療の信頼性は抜群だから、
日本で介護を受けたいという外国人も圧倒的に多いとのこと。

そういったニーズ、介護制度の
生き残りをかけて
介護制度そのものの、
国際標準化も
これから必要になってくるんだろうなと、
高齢者と接する機会が一気に増えた近頃、
つらつら考えているdoironなのだ。