ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

野生動物

2008年04月09日 22時26分02秒 | 最近の出来事
近頃、野生動物が人を襲う事件が相次いでいる。

日曜日は佐賀でマラソン大会中に
選手がミツバチに襲われたという事件があった。
わしの記憶では、
10年以上前に石川県で開催された鉄人レースで、
選手がスズメバチに襲われたことがあった。
当時、
わしはカメラを持っての山野散策を趣味にしておって、
危うくスズメバチに襲われそうになったことがあったから
そのことを覚えているのだ。
それは斜面に少し珍しい植物を見つけて
撮影していたときだ。
しゃがんで撮影をしていると
斜面の中から、
なにやらカチカチという音が聞こえる。
「何かな?」と思って音のする方を見てみると、
草むらに隠れた穴の入り口で
こちらを向いて警戒しているスズメバチ数匹と視線があったのだ。
たまげた!
が、ここは慌ててはいけない。
定石どおりに静かに後ずさりし、
事無きを得たのだが、
あのときの異様な雰囲気は忘れもしない。
あんなに小さな生き物でも、
渾身の力で放つ警戒音は
あたりに異様な緊張を放っていたな。
先日のマラソン大会で
選手を襲ったのはミツバチとのこと。
ミツバチとスズメバチでは、
その攻撃能力は弓矢とマシンガンほどの違いがある。
スズメバチは、
その毒針で相手を何度も攻撃できるが、
ミツバチは一度針で相手を刺すと、
刺した部分に針を腹の一部ごと残して息絶えるのだ。
ただ、
残した腹の一部から
特殊な物質が空気中に放たれるため、
その物質が引き金となって
他のミツバチたちが攻撃を始めるという。
ミツバチの場合、
巣を分けるとき(分蜂)に
女王蜂が蜂球ができるほどの数の働き蜂を引き連れていくという。
その数は数千匹。
一つの集団の数はスズメバチより格段に多い。
そのため、
ひとたび攻撃が始まると、
とめどないのだろう。
幸い選手たちはすべて軽症だったらしい。
さすがに逃げ足は一般の人たちよりも早かったんやろね。
そんなニュースが流れた翌日には、
山菜取りの人がヒグマに襲われたというニュースもあった。
気の毒なことに
この人は亡くなったらしい。
くまは襲うときに相手の頭部を狙うという。
山友達の話では、
知り合いが山で熊に襲われ命を落としたときには、
顔の半分がなくなっていたとか。

おお~怖ろしい。

山で熊に出会ったときも、
目を見ながらそっと後ずさり、
これですな。

そして昨日のニュース。
大阪の柏原市で、
住宅地にイノシシが現れ、
次々と人を襲った後車に衝突したあと、
川に飛び込んであえなく頓死。
新聞記事によると、
府内の山中には
今なお10000頭のイノシシがいるとか。
そういえば、
大和葛城山に登ったときに、
斜面を駆けていくイノシシを
10mくらい先で見かけたなあ。
都会暮らしと思っていても、
案外近くに野生の危険は潜んでいる。
ちなみに、
データは古いけど平成3年に、
日本国内で野生動物が原因により亡くなった人は、
ハチ24人、くま17人、ヘビ8人と報告されている。

全部合わせても交通事故死の
0.1%にも満たない数ではあるのだが・・。