ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

悟り

2007年10月26日 23時34分25秒 | 最近の出来事
世の中にはいろんな人がいるもんだ。
特に毎朝の通勤時、
車の運転をしているときでも
いろんな人を見かける。
その1.
毎朝、運転をしながら朝食を食べている人
―これはすごいよ。
パンを食べてるとかそんなんじゃなく、
隣に座っている人の協力の下、
お箸を使ってちゃんと食べている。
お椀で味噌汁らしきものも
飲んでいるのを見かけたことがある。
その2.
一心不乱に髭剃りをしている人
―これは前にも書いたが、
信号待ちで電気かみそりを使っているのだが、
車が揺れ動くほどの勢いで
顔を思いっきりこすっている。
一度見たら忘れられないパフォーマンスやで。
その3.
信号待ちのたびに本を引っ張り出して読んでいる人
―これはわし。

まあ、
そんな人は自分の世界で
迷惑をかけなかったらそれでいいのだが、
例えばよくETCゲートで立ち往生している
ドライバーをたまに見かけるが
そんなドライバーなんかは許しがたい。
おおかた、
ボーっとしていてゲートを間違えて突っ込んだか、
期限切れのカードを使おうとしたか、
まあそんなところだろう。
そんなドライバーが突っ込んで
ふさがったゲートのおかげで、
他のゲートが大渋滞だ。
横のゲートに迂回を余儀なくされたドライバーは、
当の車をにらみつけながら走っていってる。
わしも中指立てて、

「ファックユー!」

と言いたくなるってもんさ。

また、こんな車も迷惑だ。
職場近くの交差点には、
横断歩道と交差点車道部分を分離させるために、
ブロック5つ分くらいの大きさで、
高さが20cmくらいの
半月形のコンクリートの塊が設置されているのだが、
たまにこれに乗り上げる奴がいるのだ。
勢いがついていると、
バーンと車が大きく傾き、
隣の車線にはみだして
転倒したり、別の車にぶつかったりの事故を起こしたりする。
となると、
またまたそれが朝の通勤路だと大渋滞で、
遅刻をするハメに。
そのドライバーらしき人が、
現場検証に立ち会っていたりすると、
「あんなコンクリートの塊が見えへんかったんかあ。
あんたのおかげで遅刻したやないか。
どないしてくれるねん」
と文句のひとつも言いたくなるのが人情ってもんだ。
いくら、世の中にいろんな人がいるとはいえ、
こんな迷惑なやからはどないかしろっと言いたくなるもんですな。

ところが、である。

先日、ETCゲートをくぐろうとしたときに、
ピンポ~ンと警告音が鳴り
「ETCをご利用できません」と機械がいうではないですか。
「こりゃ一体どういうことだ?」
と思うと同時に、
先日、車の点検時にETCカードを抜いていたのを思い出した。
あわててカードを差したが、
時すでに遅し。
あれほど、非難していた自分が、
非難される側になってしまったよ。

そして、そんなことがあった翌日だ。
例の交差点を
会社の車で右折しようとしていたとき、
交差点を渡っている障害者の動きに気をとられて、
右後輪を乗り上げてしまったのだ。
転倒こそしなかったが、大きく車が傾いて、
進行方向の車線が外側にひとつずれてしまった。
信号がまだ変わっていなかったので、
他の車もなく、
事故にはならなかったが、
いやというほど自分の脚を打ってしまった。
あんなに、
馬鹿にしていた自分が、
危うく馬鹿にされる側になるところだったのだよ。
その後、
この交差点にあったコンクリートの塊の上に、
目立つ緑の構造物が設置された。



設置されるのが
あと、数日早かったら
あんな目に遭わずに済んだのになあ。

そして、
このふたつの事件を通して思った。
この歳まで生きていると、
過ちもいっぱい犯すし、
思わぬミスもする。
だから、人を責めるのはやめよう。
いつか自分に返ってくるのじゃ
と肝に銘じて、すべてを受け入れてこそ
心が安らぐというものじゃな。

なあんて、
そんな悟り開いてみたいもんじゃな。

またお寺参り行こうっと。