ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

奥さんのエステ

2006年11月21日 00時13分07秒 | 最近の出来事
奥さんが平日の代休を利用してエステに行ってきた。
生まれて初めてらしい。
ランチと入浴もついたセットコース。
ここんとこ仕事のストレスが溜まっていて、
自分へのご褒美なんだそうだ。
職場の同僚
2人(彼女らも初体験)と連れ立って行ってきはった。

後で聞いたんやけど、
行ってまずお風呂に入ってから食事、
そしていよいよエステ本番の順で進んで行くのだそうだ。
これを聞いただけで、
もう顛末は予想できた。
だって、風呂と食事やで、
そのあと極楽気分の中で
寝ないで済むわけがない。
ワシなんか、
土曜日の午前、
散髪してても気を失ってしまうもんな。
案の定、
ほとんど意識不明だったらしい。
かすかな記憶をたどってみると、
顔に何か泥のようなものを塗られて
マッサージが始まったところまでは憶えているらしいが、
あとは背中とかもマッサージされたらしい
しかし、それとてあまり記憶がないとのこと。
まるで、全身麻酔やなあ。

行くのに先立って、
こう言ってやった。
「帰ってきて別人みたいにきれいになってて、
誰か気がつかんかったらどないしよ?」
「そんなことあれへんわ」といいながらも
奥さんは満更でもない様子。
かくしておばさんエステ隊は、
ワイワイとそして意気ようようと出発したのだ。

そして一日が経過。

仁義ものの映画館から
高倉健になった気分で出てくる男のように、
彼女らも
松島奈々子や藤原紀香(オッ、時の人)気分で出てきたんやろなあ。
わしが仕事を終えて帰ったときには
もう帰宅してるやろから、
顔見てなんて言ってやろかなあ、
と考えながら残業を終えて帰路についた。
しかし、
家が近づくに連れ、
わしの頭の中のエステという言葉が
ビールという言葉に変わっていった。
帰宅した時には、
「ああ、疲れた、腹減ったあ」
といいながら、
ビールをプシュッ!

うまッ!

「おっ、今日は好物のイカの刺身があるやん。まいう~」

とか言いながらまたもビールをゴキュッ!

「しっかし、たまらんな~」

その時、ふと奥さんの顔を見て思い出した。
「しまった~
エステ行ったんや、
顔見て最初にお世辞でも言ってやろうと思ってたのに、
完全に忘れてしもた。」

おそるおそる、
「今日どうやった?」って聞いてみたら、
「いやあ。寝てしもたわ。
そのとき気持ちよかったけど、
一回行ったくらいで何も変わらんわ」
だと、
「そやね」とも言いにくわ。

しかし、ほっとした。(ヘヘッ)

その後いろいろ話を聞いてから、
「ほな、変わらんのやったら、
高い金出して風呂とランチと
居眠りに行ったみたいなもんやなあ」
「そやそや」
というから、
最後に「また行ったらええやん。ほんでその時にこう言うたり、

『全然きれいにならんかったわ、

よくも私の顔に泥を塗ったわね!』

ってね。」
う~ん、うまいこと笑いでごまかしたったわ。

男性エステもあるんやろな、
でもあんまり書いたら風俗話になりそうやから、
今日はこの辺で・・。