ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

英語と日本語

2006年11月14日 23時31分20秒 | 最近の出来事

最近、世間を賑わしているのが
西部の松阪
ポスティングシステムとやらで
なかなか交渉金額や
球団名が明らかにされない。
メディアはこぞって
ニューヨークタイムスでは
こう書いている
とか
ワシントンポストは
こう報じた
といった具合に
現地滞在スタッフに
英字新聞を掲げさせて
アメリカの反応を報じている。
松阪の去就も興味があるといえばあるが
そんな、報道番組を見ていて
ふと思ったのが
英語新聞の紙面デザインだった。

日本語と英語
編集時に決定的に異なることは
日本語には
英語にない「縦書き」があることだ。

英字新聞を見た時に
感じた印象は
「編集が楽そうやなあ」ってこと。
だって、横書きだけだと
とっても単調なのだ。
いわば、このブログのようなもの。
ここに縦書きが加わると
俄然、編集にデザイン的な
要素が加わってくる。
その極端な例で分かりやすいのが

スポーツ新聞

縦書き、横書きが
自由奔放に踊っているその様は
英字の新聞には
絶対無いものだ。
しかし、スポーツ新聞は
一見粗野に見える編集だけど
そこには
日本語報道の
様々な実験的表現や手法が見られ
そういう観点で見ると
また違った楽しみがあるんだわ。

わが社の社報は
基本的に縦書きだが
ビジュアル的なところを意識して
見出しは
縦書き、横書きを混在させている。
そうなると
いろんなルールが生まれてくる。

横書き見出しを
並列させないようにしよう
とか
縦書きと横書きの間には
何ピッチ以上のスペースを
配置しようといった具合にね。
そして、そうなると表の形や
グラフの注釈にも
いろいろ気配りが
必要になってくる。

編集の方法全般を
「DESK TOP PUBLISHING」
略してDTPというのだが、
最近は
これが非常に複雑なものに
なっている。
なおかつ、日本語の場合
アルファベット26文字の英語と違って
漢字も含めると圧倒的に文字数が多いため
フォントの使い方ひとつで
紙面の個性が大きく変わるという
特性も持っている。

さらに加えると
最近の印刷技術の進歩から
文字ひとつに
フォント
大きさ(ポイント)
のほかに



という要素も加わってくる。
ひとつひとつの文字に
いろんな意味があるうえに
そんな三つの要素も加わって
日本語DTPは今
世界一の水準にあるのでは
ないかと思うな。

あ~あ
月半ばは
頭の中は編集でいっぱいになるので
テレビのニュースを見ていて
そんなことを考えてしまうのは
もう職業病やなあ。