ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

自治会の役員なんです

2006年01月12日 00時14分55秒 | 生活
年末から年始にかけて、
町内で3件のご不幸がありました。
僕は自治会の副会長なので、
これらのご不幸の際には、
町内の有線放送をしなければなりません。
「自治会よりお知らせいたします。町内×組にお住まいの○○様が、
かねてより病気療養中のところ薬石の効なく、何月何日何時何分に
お亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申し上げます。・・」
からはじまり、
お通夜・お葬式の日程と
ホールで執り行われる場合の送迎バスの時刻を放送します。
しかし、このときばかりは失礼があってはならないので

少し緊張しますな。

そして、お通夜と告別式では受付に座ります。
受付は町内、他町、会社関係に分かれていて、
自治会役員の僕はたいてい町内分の受付です。

お通夜では、
会葬者名簿への名前の記載と香典をいただいた人には
告別式への参加の有無を尋ね、
参加できない場合はその場で粗供養をお渡しします。
一方、
いただいた香典には
右肩に小さい番号を振り、
順番に袋ごと針で糸を通していきます。
そして、式終了後に別室でその香典袋の糸を切り、
開封するときは必ず2人以上で作業をします。
でないと、たまに袋に書かれた金額と中身が違っていたり、
中身が入っていなかったりするので、
それを複数の人の目で確認しておくことが必要なんです。
数え終わった香典は、
町内、他町、会社関係ごとに分け、
計算書をつけてひとつの袋に入れます。
それと、会葬者御記帳と弔電、
読み上げた焼香順位帳をまとめてひとつの箱に入れ
翌日の告別式後に
喪主さんに渡したところで僕らの役目が終わるのです。

昨日受付をしたのは、
町内会に所属する現役の個人事業の経営者のお通夜でした。
年も60歳とまだ若く
それだけに、参列者がさすがに多くて、
受付がいっときごった返しました。
でも年末から3回目ともなるとこちらも慣れたもので、
町内受付をしながら
会社関係や他町分の受付の人に
テキパキと指示していたら、
後でホールの人がやってきて、僕にこう言うのです。
「お宅の受付は完璧でしたね。
私らから見てもさすがという手際の良さで、
もしかしてご同業の方ではないですか」と。
帰ってそのことを自慢げに嫁に話したら、
「自分のときもやればっ」て笑ってましたな。

できませんがな!

そしてさらに、ぽつんと
「男の人はそうしてどんどん世間と関わっていくけど、
女の人にはそんな機会がほとんどないから、
私らも世間知らずになる一方やなあ」
と独り言を言ってましたわ。

大丈夫、世間の荒波はわしが一人で受けてやるやんか。