友井羊著"スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
今日を迎えるためのポタージュ"を読みました。
しずく屋は朝の6時半から2時間の間スープ1種類を
提供しています。
"モーニングタイム"
理恵はクーポンマガジンの編集をしています。
上司の布美子が結婚し新居に越しました。
同僚といっしょに新居へ遊びに行きました。
家には夫の妹の環奈が遊びにきていました。
環奈の様子がおかしいと感じ始めました。
"シチューのひと"
理恵は中学の同窓会に出かけました。
好きだった男の子の西山も出席します。
彼は人の話しを聞かない、勝手な行動をすると思われて
いた時期があります。
林間学校で作ったシチューが固まってしまったことが
あります。
原因は何だったのか不思議に思っていました。
大人になって理恵は西山が抱えていた苦しみが
何だったのかに気づきました。
"山奥ガール"
瑠衣は肉が好きです。
しずく屋ではジビエ料理に力を入れるようになりました。
瑠衣は狩猟の現場を見たいと思うようになり、狩猟を
やっている二神という友人の同級生に同伴できることに
なりました。
最初の日の彼女らの行動は二神に嫌われる状況でした。
瑠衣はそれでも諦めずついていきとうとう自ら銃を持ち
深く関わっていきました。
"レンチェの秘密"
梓は中学の時に忠司、詠人という親友がいました。
詠人は裁判官を目指しています。
忠司はある時から引きこもって部屋から出てきません。
梓は時々家を訪ねていました。
忠司は不良っぽかったけど正義感の強い人物でした。
梓は忠司が何が原因で引きこもったのか調べてみることに
しました。
やがて亡くなった婦人警官だった麻野静句が関係して
いることに行き当たりました、
静句はしずく屋の店主麻野の妻でした。
梓はしずく屋でランチタイムのアルバイトを始めました。
麻野の娘の露は梓に敵対心をあらわにします。
しずく屋に集う人々が遭遇した出来事です。
"レンチェの秘密"の露の行動は空恐ろしいです。
彼女、小学生です。
小学生の思考は大人と違うとは思いませんが
ここまでの行動を普通しないでしょう。