雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ

2016-08-02 21:00:00 | 

知念実希人著"密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ"
を読みました。
シリーズ三冊目です。
鷹央は診断医です。
彼女は診断医としては優秀ではありますが、人とうまく
コミミュケートしたりできない障害を持っています。
部下に小鳥遊がいます。
小鳥と読んで彼を頼りにしています。
様々な症状に診断を下していきます。

小島は大学病院から天医会総合病院に派遣されています。
病院から任期を縮めて帰るよう命令がきます。

"閃光の中へ"
呪いの動画といわれる見たら自殺したくなる動画が
が賑わっていmす。
双子の姉妹の真冬と真夏は呪いの動画をみました。
真冬は見た直後に線路に落ち死ぬところでした。
彼女が自殺しようとしたのではないと言っても聞き入れて
もらえず精神科病棟に入れられてしまいます。
鷹央と小鳥遊も動画を見ます。
激しい光が形を変えていくものでした。
鷹央はある病気が原因と診断を下します。

"拒絶する肌"
男の人に触られると肌が腫れると女性がやってきました。
病院にいた男性と握手してもやはり腫れます。
病院でベッドから落ち頭に怪我をして縫合処置をしてもらって
いる最中に体中に蕁麻疹を発症して意識を失いました。
アナフィラキシーショックです。

"密室でおぼれる男"
小鳥遊が医大へ帰らなければならない原因となった事件に
首を突っ込んで、小鳥遊が帰らなくてもいいようにしようと
します。
医大の先輩医師の桑田清司が兄の大樹の殺人容疑を
かけられています。
大樹は二十年前に家を出た素行の悪い男です。
パーティが開かれている日に帰ってきて鍵の掛った書斎で
水もないのに溺死していました。
鍵を持っているのが父と弟だけだったことでアリバイがない
清司が疑われています。
大樹は死ぬ前に清司に乱暴を働いて怪我をさせています。
鷹央は医師として事件に対処して真実を見抜きます。

小鳥遊はあと1年は帰らなくてもよくなります。

医療ミステリーといえるものでしょう。
おもしろかったです。