北原尚彦著"ホームズ連盟の冒険"を読みました。
シャーロック・ホームズのパスティーシュです。
ホームズの身近にいた人々がそれぞれの話の
語り手になって活躍します。
モリアーティ教授が大学教授を辞めて大犯罪
組織のボスになった顛末の話。
ワトスン夫人のメアリが夫が出かけた間に
関わった双子の少女の話。
少年給仕ビリーがホームズが外出中に訪ねて
きたアメリカから来た男を怪しんで後を
追っていく話。
ホームズの兄のマイクロフトが行きつけの
ディオゲネス・クラブの危機を回避しようと
いろいろ手を尽くす話。
モリアーティ教授の腹心の部下のモラン大佐が
モリアーティに命令された暗殺を遂行しようと
します。
その時武器製造を依頼して出会ったのが
フランチェスカです。
医学助手スタンフォードは病院の死体置き場で
ホームズに出会いました。
彼はそこで死体を使って実験をしていました。
スタンフォードは無理やりホームズの探偵の
手伝いをさせられることとなりました。
部屋を探していたホームズは広い部屋を
シェアしないかと申し込まれました。
嫌だった彼はワトスンを紹介しました。
ワトスンがホームズの事件の記録を書くきっかけを
作りました。
事件自体はそれほど難しいものはありません。
ホームズのまわりの人々の話を楽しく
読みました。