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マユミの鉢花各種・・・百万石という名のマユミ、白いマユミ

 スーパーの花棚でマユミの鉢花が売られていました

丁度実が沢山真っ盛りです

マユミとはニシキギ科の日本、朝鮮半島などに分布する落葉性の中低木で、かわいらしい実と美しい紅葉が特長で、庭木や鉢植えのほか盆栽にも仕立てられます

マユミは漢字で「真弓」と書き、木質が緻密でゆがみが少なく耐久性に優れるため、弓の材料として用いられたところに由来しています

通常マユミの樹高は3~5m、春~初夏に地味で小さいのであまり目立ちませんが、4枚の花びらを持つ緑白色の花を咲かせます

花後(➝10~11月頃)に1cmほどの実が生ります

枝にぶら下がって実った果実はとても可愛らしく晩秋に 野山で見るマユミの実 は鑑賞に値します

果実は紅いピンク色の立方体で、熟すと4つに割れて中からツヤのある赤いタネが顔を覗かせます

マユミは雌雄異株で、果実はもちろん雌株になります

鉢で売られているのはほとんど雌株です

マユミはタネから育てると個体差が大きく、実付きの善し悪しや、果実の色の濃淡などにばらつきが出ます

葉型の変異も多く色々の種類があります

棚におかれた鉢には、色々な果実のマユミがありました

下   の画像は、紅い色の大実の大実紅マユミです   

名札には、「百万石マユミ」と書かれていました

   大実紅マユミの果実                            ″白マユミ“ の果実

  

 実の色変わりで、白実の“マユミ“がありました

ちょっと黄色がかっている殻が割れて、中から赤い種が顔を出しています

陽射しを浴び、温か~そうです

 大実紅マユミの鉢の隣に、紅千石マユミと名札がついたマユミがありました

果実の大きさは、「百万石」よりやや小ぶりですが、びっしり千成のように生っています

 

マユミは古来から歌に歌われています

 白実のマユミは万葉の時代からあったのですね

   「  白檀弓(しらまゆみ)  いま春山に  行く雲の 逝きや別れむ   恋しきものを 」       万葉集

      意味: 春山(はるやま)を行く雲(くも)のように、離れてゆくのか、恋しいのに

この白真弓というのは、白実の真弓と云う事でなく、丸木弓のことだそうで、「引く」、「張る(春)」、「いる」などにかかる枕詞です


   「  南淵(みなぶち)の  細川山に 立つ壇   弓束(ゆづか)纏(ま)くまで  人に知らえじ  」    万葉集

      意味: 南淵の細山川に生えている檀(まゆみ)で作る弓の束を、蒔いて仕上げるまで・・・恋がかなうまで人に知られないようにしよう

      注) 南淵の細山川とは、奈良県明日香村にあるそうです

 

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