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ダリアの花は今が旬なの!?

 ダリアの旬の季節っていつなのでしょう

ご近所の花壇や、花屋さんの花棚で咲いているダリアがとても綺麗です

ダリアとは、キク科ダリア属の多年生草本植物の総称で、球根植物です

メキシコ~グァテマラにかけてが原産地で、18世紀にメキシコからスペインにもたらされて以来、長い間をかけて品種改良が行われ、多種多様な、花色、花容の品種が作り出されてきたとされています

ダリアと人との関わりの最初は、自生地でもあったアステカ帝国(=14世紀~15世紀にかけて繁栄したメソアメリカの民族)で、「アステカ」ではダリアは神聖な花とされており庭などで栽培されていました

現地名は「アコクトリ(水笛)」と呼び、花茎がストローのように中空になっているところに由来するとされます

日本には1842年(天保13年)にオランダ人によってもたらされたのだそうです

 「ダリア」 (dahlia) の名は、スウェーデンの植物学者でリンネの弟子であったアンデシュ・ダール(Anders Dahl) にちなんでいるといわれますが、どういう関連があるのかよくわかりません

和名では、花の形がボタンに似ているため、テンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれています

ダリアの球根は非耐寒性で、サツマイモに似た塊根ですが、塊根自体に不定芽を生じる能力はありません

そのため、塊根の生じる地下茎の芽を塊根につけて切り離し、増やします(➝芽のない、または切り落とされた球根は発芽しない)

こうした塊根の性質は、同じキク科のヤーコンに似ています・・・とはいえ、ヤーコンの花はまだ見た事はありません

 ダリアの花は夏から秋にかけて開き、大きな花と色鮮やかな花色、咲き方がとても特徴があります

花色は赤色・オレンジ色・黄色・白色・ピンク色・藤色・ボタン色・紫色など、バラやチューリップと並び、最も縹色のバラエティーに富んでおり、更には絞りや爪白のもの、コラレット咲きには花弁(大きな舌状花)とカラー(管状花を取り囲む小さな舌状花)の色が違う2色咲きのものもあります

ダリアは大輪種の豪華さ、小輪種の愛らしさ、様々な花色や形などその選択肢の多さが魅力の一つです

園芸品種の先祖となる野生種には高地に自生するものが多く、やや暑さに弱いのがネックのようで、今頃が旬なのかもしれません

 

初夏に一番花が咲いたあと、夏は花が咲きやんだり花色が鈍り、冷涼地や、平地でも気温の下がる秋になると、再び冴えた色の花を咲かせます

花色は非常に豊富で、青以外はほぼ揃っていると言っても過言ではありませんが、ご近所で咲いていた黒味の濃赤紫色の花ははじめてみました

葉色は緑葉と黒葉(銅葉)があるそうで、黒葉系は赤や黄色など明るい花色と非常によく合うとの事です

下の画像の白いダリアは茎色が銅葉調です

 

下の画像は、スーパーの花棚で見つけましたが、北欧ダリアと名がついていました

ダリアの花というより、花形はシャクヤクの花の感じです

 

 ダリアの花言葉は、花の種類が豊富なだけに実に多種多様です

  「 華麗 」、「 優雅 」、「 威厳 」、「 移り気 」、「 不安定 」、「 感謝 」、「 栄華 」    と紹介されています

「移り気」、「不安定」という花言葉は、ダリアの花がフランス革命後の不安定な情勢の中で流行したことに由来しているといわれていますが、何とも歴史ある話です

 

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