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群馬・高崎の「少林山」は群馬百名山ではありません

昨日に続いて・・・少林山で見たもの紹介です

群馬・高崎自然歩道の起点「少林山達磨寺」の裏手に、自然歩道はつながっていきます

「少林山」は群馬百名山ではありませんが、山頂の標高は270mあり、そこからの眺望は赤城や榛名の山系が間近に見えなかなか見事です

「少林山達磨寺」背後の丘陵は、地滑りの対策事業が行われ、その折20基の古墳が発掘調査されました

これ等の古墳は5~7世紀代に築かれたもので「少林山古墳群」とされているようです

達磨寺裏手の駐車場隅に、「少林山2号古墳(天頭塚)」となづけられた古墳がありました

「少林山2号古墳(天頭塚)」は6世紀中頃に造られたと考えられており、径約12mの円墳です

墳丘は裾から直に立ち上げ、途中からゆるくする作りになっており、葺き石は山石を使って墳丘前面に貼り付けられているように並んでいます                                                                 墳丘の裾は平らな面となっており、円筒埴輪や人物・太刀などの形象埴輪が並べられていたといいます

埋葬施設は横穴式石室で、全長約6m・金銅製耳環やガラス製小玉などが出土しているようです

興味深いのは、石室奥壁には地蔵菩薩が彫られているそうですが、残念ながら石室には入れず見る事ができません                                                                                   この地蔵菩薩は線の特徴等から室町時代明応期(1492年~1500年)に刻まれたものと推定されているそうで、この古墳の地が後の時代でも信仰の場になっていたことが分っているそうです

古墳周囲には緑が一杯です

暑さを避けながら、木々の中を歩いてきました

落葉樹に混じってまだ大きくありませんが、“大王松”が植えられていました

“大王松(ダイオウショウ)”はマツ科の常緑高木で、北アメリカ南部が原産です
樹形は長楕円形で、葉は太い枝に密生し、長さ20~30cmの針形で三本ずつ束生(=三葉松)し、長く垂れ下がります・・・葉の長さは、若木だと40~60cmにも及ぶそうです

聳え立つような“大王松”の上に、真っ白な雲が浮かんでいました

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