学問空間

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0066 saebou VS 雁琳訴訟(その1)─何故に雁琳氏は敗北したのか。

2024-04-20 | 鈴木小太郎チャンネル「学問空間」
第66回配信です。


一、雁琳氏敗北の原因

1、訴訟代理人の問題

http://www.mklo.org/mklo/wp-content/uploads/2024/04/ffdd5b80e78c62b11a9a19dbd8ffa153.pdf

原告側弁護団は八人。

神原元・宋惠燕(武蔵小杉合同法律事務所)
http://www.mklo.org/archives/1952
太田啓子(湘南合同法律事務所)
https://shonan-godo.net/
太田伊早子・藤塚雄大(横浜法律事務所)
https://yokohamalawoffice.com/
谷村紀代子・水田公章(水田・谷村法律事務所)
http://www.mizuta-tanimura-law.com/
端野真(橋本法律事務所)
https://www.bengo4.com/hiroshima/a_34100/g_34101/l_107948/
   
神原元(かんばら・はじめ、1967生)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%8E%9F%E5%85%83
「今後、重ねての問い合わせ、議論には一切対応しませんので、早急に訴訟提起して頂ければ幸いです」
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/58b2a8f25013d56c632be65c31a61296

他方、被告側は一人。

神田知宏
https://kandato.jp/
内幸町国際総合法律事務所
https://uchisaiwai-law.com/

ネットトラブル案件は慣れている人なのだろうが、判決文から被告側の主張を見る限り、原告が設定した争点に対して通り一遍の反論をしているだけ、という印象。

2、雁琳氏の対応の問題

判決文を読む限り、証人尋問・当事者尋問への言及がない。
仄聞したところによると、北村が希望して北村のみ当事者尋問を行い、雁琳氏はそうしなかったとのこと。
北村側は事前に予行練習をし、裁判所に好印象を与えられるように念入りに準備した上で本番に臨んだはず。
他方、雁琳氏は裁判所に自らの人間性をアピールする機会を自ら放棄。

雁琳氏のアカウント
「結論が先で論理は後」(by 藤林益三)〔2016-05-14〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/609e5e14290bde3ad9fbe30d3c5325fd

何故に賠償金額が極めて高額になったのか。
実質的には「懲罰的損害賠償」

おそらく裁判官にとって、雁琳氏の印象が最悪だったから。
原告側が雁琳氏を最低最悪のクズ人間、パブリック・エネミーとして描き出した。
当事者尋問はそうした評価を覆す最後のチャンス。
雁琳氏はそれを無視。
裁判所にとってみれば、「舐めとんのか」という態度。

雁琳を何としても懲らしめねばならぬ、という結論が先行。
後はそのために論理を積み上げるだけ。
これが裁判の実態。

二、控訴審での対応についての私見

(第1案)「表現の自由」の問題であることを前面に出して、憲法論を含め、理論面で徹底的に戦う。
  弁護団の補強が必要。
  しかし、多額の費用。

(第2案)賠償金額の減額のみを狙う。

 次回配信にて検討。
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