早川由紀夫氏と「東京大学原発災害支援フォーラム」

投稿者：鈴木小太郎 投稿日：2012年 5月 1日(火)08時19分21秒

保立道久氏のブログで知った「東京大学原発災害支援フォーラム」のサイト、久しぶりに覗いてみたのですが、安冨歩氏が主催者である「『魂の脱植民地化』を考えるコンポジジウム」という集会では、早川由紀夫氏が島薗進氏と並んで「パネリスト」として参加したそうですね。

http://311tgf.org/archives/144

早川氏と言えば、ツイッターでの「福島県で育って放射能を浴びた娘は我が家の嫁には迎えないが、これは合理的な理由があるから差別ではない」「福島県の農家が牧場で牧畜やセシウムで汚染された水田で稲作を行うのはサリンを作ったオウム信者と同じだ」「私は、ちゅうちょすることなく相手を殺します」といった発言で群馬大学から訓告処分を受けたので有名な人ですね。
処分を受けた後も、「あんなひどいことをした福島農家と一緒にしてしまって、オウム信者に申し訳なかったと思っている」などと言っている変わった人ですが、ユーチューブで初めて見たら、外見は若い頃の永六輔に似ていて、それほど頭のおかしそうな人でもないですね。

「魂の脱植民地化」を考えるコンポジジウム
http://www.youtube.com/watch?v=lqgOECW9EfE

それよりびっくりしたのは、カストロを思わせるような軍服を着てサングラスをかけ、無精ひげを生やした変質者っぽい人がいたことです。
ブログで写真を見たときには洒落でやっているのかなと思っていたのですが、安冨歩氏は実際にゲリラコスプレで本郷キャンパスを徘徊しているんですね。
ゲリラというよりゴキブリに近いような感じもしますが。
ま、それはともかく、東京大学には早川由紀夫氏を許容できる人がずいぶんいることを知って、ちょっと驚きました。
検索したら、安冨氏は「早川さんのツイッターはしばらく前に分析して、深い思想と戦略とが込められた発言で、欺瞞でも扇動でもないことを確認しています」とされていて、まあ、「早川話法」を肯定できる人が「東大話法」を攻撃するというのもすごい話です。

https://twitter.com/#!/anmintei/statuses/155908122827948033

安冨氏自身の「話法」も、なかなかのものがありますね。
「深い思想と戦略」はあまりなさそうですが。

http://togetter.com/li/247123
http://togetter.com/li/245536

以前、アマゾンに安冨歩氏の『原発危機と「東大話法」』のレビューを書いたところ、安冨ファンからの抗議のコメントが大量につけられ、更にアマゾンにも抗議があったらしく、結局、削除されてしまいました。
ま、私は話法が大事と思うのは阿呆だから、と思いますけどね。

http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6201
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6208

保立道久氏も良いお友達に恵まれている方ですね。
ただ、網野善彦氏の後継者と思っているらしい保立氏の場合、「東京大学原発災害支援フォーラム」の活動と「差別」との関係をどのように考えるかは重要だと思いますので、ブログではそのあたりに触れていただけるとありがたいですね。