生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

嫌いな人に愛を求める人

2007年10月16日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
一概には言えませんが晩年離婚によく見る事例です。財産、社会的な地位、ルックスに惹かれ、相手の話を静かに傾聴していれば<その人間を好きになれない事>が見抜けたはずの人と結婚してしまった、これも人生の生き方の一つかもしれません。しかし晩年離婚は辛いものです。好き、嫌いは傾聴すれば、必ず見分けられます。自分が愛するに値する人とは<あるがままを、そっくり、そのまま一旦受容出来る人>です。深層心理の世界で他者否定している相手に愛を求める人が何故存在しているのでしょう?相性は倫理道徳を超えて識別しないと不幸になります。人生は心から愛せる人と生きていきたいものです。:<他者否定:169-1>:

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現代の悲劇の最たる自己否定は?

2007年10月15日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
古代から自殺、殺人はありますが現代社会での自殺、殺人の特色は伝統的宗教の否定も大きな遠因の一つになっています。宗教を否定する場合、赤ちゃんまで水に流してしまわないようにしましょう。さて人間の本能は3つあります。食欲、性欲、見神欲(ケンシンヨク:desiderium)の3つです。欧米の古い歴史をもつ大学の一部(比較宗教学)では現在でも教えていますが、人間にあるこの宗教心を求める心・見神欲を無視すると、やはり神経症等の身体症状も発生してきます。神仏を求める心は本能なのですが、この本能をあえて無視するところに現代病の深い根が潜在しています。生き甲斐、自然への畏怖の心、人を愛する心、優しさはすべてこの見神欲が中心となつています。すべての人間に存在しているこの見神欲をもう一度見直してみると古代から継続されている伝統宗教の美を開花させ幸せな日々を手にすることが出来ます。<自己否定:168-5>:

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北面の武士か、仏門か、悩む西行法師!

2007年10月14日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
朝日新聞での連載小説<宿神>は西行法師となる前の姿を描いています。今日の場面はクライマックスで北面の武士でもある自分が予期せぬ道(仏門への道)へ自然と押しやられていく人生の微妙な分かれ道を描いています。このように日常生活においても、今は分からないし、何となく自己否定をしているような場面でも、実は悔いの無い人生、幸せへの道へ追い込まれていく人生の面白い場面でもあります。本人は自己否定と思っても、自然の摂理というか、神仏の摂理というか、意に反して幸せな人生へと押しやられていく場面も長い人生にはあるようです。自己否定と自己肯定の識別は非常に神秘的なので、余裕をもってその識別をしないと神様の誘導を拒否してしまう悲劇、不幸もあるようです。:<自己否定:168-4>:

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先ずは自己否定を見出そう!

2007年10月13日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
大切な自分の人生を,いつまでも暗くしている人がいます。本人は自分の人生を暗くしたいとは思わないのですが、なぜか、そうなっていく自分にすら気づいていません。その理由は唯一つ、自分の過去を捨てきれないからです。何が自分を暗くしているか?それは過去に執着しているからです。過去はもう過ぎたこと、将来までも暗くする力はありません。人生は今日一日をどう生きるか、に関わっています。明日はどうなるか誰もしりません。将来の不安も過去の不安もすべて自分には、どうにも出来ない事柄です。人間に与えられている<自由意志>を使えば、この過去の不安や将来の不安にも支配されず、与えられた今日一日の幸せをのびのびと明るく自然に生きていけます。:<自己否定:168-3>:

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マンネリズムと生き甲斐

2007年10月12日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日々、多忙な人でも暇をもてあます人でもこのマンネリズムは危険です。マンネリズムの生活感覚(倦怠感と生きる喜び感覚が無い生活感覚の事)ではなく<ああ、人生は楽しい>と生きて欲しいものです。自殺などするのは本当にもったいない、何故、この生きる喜びを感じないのか、不思議に思います。生きる喜びにしても、自殺への道にしても、背景は色々あるでしょうが、難しい理論の前に、このマンネリズムに陥っている自分に気づくと、開放されていきます。その判断基準は朝、目が覚めたとき、さあ、今日も楽しく生き抜こうという感覚が一番正確です。寝るとき、ああ、良かったという感謝の感覚です。この二つの感覚を生む感情の背景には実に大きな意味があります。<自己否定:168-2>:

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自己否定とは、どんなこと?

2007年10月11日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
生き甲斐の心理学で定義します<自己否定>の検証方法は、おおげさですが、こんな現象をシグナルとして警戒しています。朝、目が覚めた時、ああ、生きるのがめんどうだなあ、昨日のあんなこと過去のあんなこと、希望が無いなあ、とまあ、こんなありふれた日常感覚をシグナルとして捕らえています。しかし、さあ、やるぞ、あの子を想うと元気がでるなあ、なんと面白いんだろう、と<今日一日が人生のすべてだ>と<今、ここで>を非常に大切にして生きようとしています。将来は希望に輝き、不安は当然あっても、夢と希望を一番大切にしています。これが生き甲斐の心理学です。今回から5回にわたり自己否定の悲劇を考え、明るく生き抜く方策を模索していきます。:<自己否定:168-1>:

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何を見たくて上手に聴こうとするのか?

2007年10月10日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
どちらを向いても<傾聴訓練>が流行していますが、何を聴こうとしているのでしょうか?Aさんは思索と努力のすえに悔いの無い人生として先生の道を選びました。子供たちに愛される素敵な先生です。しかし教職員の世界はどろどろした競争の世界もあり、辛い出来事にも巻き込まれます。そんな教職員の闘争の世界を上手に傾聴するとほとんど全員が<愛の孤独感>にさいなまれている姿が見えてきました。上手に仲間の会話を聴いて、見えてくるものは深い愛の孤独でした。愛の孤独感を聴けば聴くほど、なんとなく人情が沸いてきます。子供を愛し仲間を愛していこうとする努力から生まれる生き甲斐をAさんは感じだしています。<好きなこと:167-5>:

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本当に嫌いなの?

2007年10月09日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
古来から今日まで人々は<本当に嫌いなの?>と互いの表情を真剣に探りあい、生きて来ました。そんな折に誠実にきちんと<大好きだよ>と答えなかったばかりに尊い愛を失い、素晴らしい愛の伴侶を失った愚かな男女は沢山居ます。平素、自分の五感と体感を意識し、素直に好き嫌いを正直に伝達しあう習慣をつけたいものです。その場の見栄、つまらないプライド、軽率な愛情伝達能力ゆえに、深い誠実な愛を失う人々があまりにも多いようです。本当にすきならば、照れずに、いつも大好き、大好きといい続けて限られた短い人生を生き抜いていきましょう。人生では本物の愛が一番大切:<好きなこと:167-4>:

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気づいたら億万長者

2007年10月08日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
気づいたら億万長者と冗談を言う中国の知人がいます。人好きで親切で他人の話を傾聴する人でもあります。海運会社の社長さんになつていますが、経営上の危機を国際政治の荒波を上手に乗り切り、香港やアフリカに夜逃げしようとした時代もありましたが、気づいたらスイス銀行に数億ドル蓄積していたと静かに人生を反省している人です。海が大好き、職業選択も偶然の海運業者との出会いが契機でした。海運業が好き、と言うわけでもなかつたようですが、目の前の義務をこなしているうちに大好きになつてきたようです。気がついたら心理療法家、気がついたら政治家、気がついたら刑務所、気がついたら神父、修道女、神秘的な人生ですが、困難でも出来る事なら義務感から開放され、その義務の道を好きな道へと体験の解釈を変える事で幸福感へと変換出来たら幸せです。:<好きなこと:167-3>:

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恋人を愛する理由

2007年10月07日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
恋人を愛する理由を3つに分けてみます。その人の魂を意識して愛している、心(心構え、考え方、感性)を愛している、身体を愛している、この3つです。片寄る事なくこの3つを愛している人は生涯続きますが心、身体だけでは永続性は期待出来ません。理由は心と身体は変化し限界があるからです。さて魂とは何でしようか?比較文化論の中で人間の死後、その魂は永遠に生きると信じている文明は長続きしています。しかし魂は無いとする文明は殆ど永続していません。絵画も音楽も文学も魂を描いた名作は何故か永遠の評価があります。身体だけの愛なのか、魂をもしっかりと愛している永遠の愛なのかを識別しながら恋人を愛して共に白髪まで生きたいものです。:<好きなこと:167-2>:

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<嫌なこと>の二面性

2007年10月06日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
恋人には、平素嫌な事も相手が望む事ならば火の中へも飛び込んでいくのに、嫌な相手ならびくとも動きません。このありようは正しい事で、不徳の致す事だと思うのは偽善的、不自然です。何故でしよう?その理由は実に大きな背景があります。この宇宙は光りと陰、陰と陽、表と裏、オスとスメ、悪と善のように二面性があるので面白いのです。命を永らえるには他の命を食べないと生きていけません。このように嫌なものは嫌、好きなものは好き、と毅然として生き抜かないと周囲を混乱させます。うやむやなアリヨウが、いかに人を惑わせ不幸にし、互いの成長を疎外させるかを5回にわたり思索していきます。:<好きなこと:167-1>:

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沈黙の美

2007年10月05日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
相手が黙っていても苦にならないばかりか、暖かい雰囲気を醸し出す人が居ます。この雰囲気の背景には、もの凄い心の戦いの歴史があります。その人は今は人が大好きですが、以前はひどい自己嫌悪と憎悪による他者否定を沢山経験した人が多いのです。人間の面白い所は180度瞬間に転換出来る可能性がある点です。10年前の自分を振り返ると良くわかります。意思ある所に道あり、求めよさらば与えられん、人は考えたとおりの人間になる、これらの格言は真理です。最後の最後まで夢と希望と情熱は大切にしたいものです。沈黙をしていても、その眼差しと身体全体から愛の熱波が流れ出していて、それを霊長類である私達がインスピレーションとして感じるからでしよう。夢と希望を無くしたら後は死を待つばかりです。:<人間の面白さ:166-5>:

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浮遊人と話す方法

2007年10月04日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
宇宙人と遭遇したかのような気分、会話も通じない、全てがフンワカしていて掴み所のない人に会うことがあります。とても感じが良く温かい感じもします。悪い人ではなさそうです。しかしお別れした後、何となく寂しく時間の無駄だったかなあ、とか、私の何処かが悪かったのかなあ、と毎回いつも考えさせられます。さてこの種の人に会った時は要注意です。こちらがいつも混乱していくからです。これからも会わねばならぬ人なので憂鬱です。どう対処したらいいのでしよう?先ず自分の考え方、感じた事を遠慮なくビシリと言う事が大切です。相手に(アイデンティの統合に病的な乱れ)がある場合に、とかくこちら側に、このような混乱感が生まれます。自分を信じて毅然とすると相手は必ず同調してきます。しかし相手は病的に混乱している人なので自分の思考と感情を明確に説明してあげましよう。

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人間嫌いの美学

2007年10月03日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<私は人間嫌い>と宣言する人は少々恐ろしいけれども、非常に面白い人が居ます。色々、嫌いな理由を聞いてみると、見た目、におい、声、感触、味わいをはじめとして、考え方、生き様、死に様、とにかく何でも嫌いなようです。更に、いろいろと傾聴していると、2種類居ます。自分の中にそれら嫌いな点をすべて所持していることに気づいている人、自分の中にあるにも拘わらず、自分には無く、他者の中にすべてを見つめている人。さて、若くても、年をとっていても、或る瞬間から急に<人間好き>に激変するタイプがいます。自分の中に嫌いな点を見出していたタイプの人です。相手の中にだけ嫌いな点を見つめている人は生涯救いは無いようです。:<人間の面白さ:166-3>:

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風の吹くまま、水の流れるままに!

2007年10月02日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人嫌いな自分を、人好きにしたい、苦しい努力をする人が居ます。これは無理な話です。人それぞれ、育ちと環境が違います。心と身体が、今は、どうしても人が愛せない状態にある事を先ずは認識・意識する必要があります。もともと人間の魂は互いに愛し合っている存在なので、愛する努力をしなくても<魂同士はすでに十分愛し合っている真理>を信じる事です。その魂を意識さえしていれば、或る時期になれば、人が好きになります。人類全体がもし、愛し合っていたら不気味な現象が起きるでしょう。また生涯人嫌い、人好き、と言う現象もありません。そのときその時の環境、心と身体の状態で、好きになつたり、嫌いになつたりする方が健全なのです。自然体で、のびのびとしながら人の話を傾聴して生きていると、無理しなくても人が好きになります。:<人間の面白さ:166-2>:

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